リゾートヴィラ高山宿泊記

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標高1000m荘川高原リゾートにあるコテージ(貸別荘)
9月さわやかな風が吹き抜ける高原リゾート
バブル期のコテージ22棟が出迎える
非日常・シンプル・モダン・リッチ
滞在型ファミリーリゾート
高原で過ごす自由気ままなコテージスタイル
岐阜県飛騨高山白川郷「リゾートヴィラ高山」コテージ
宿泊記1.2023 09 18(貸別荘初宿泊編)

 日本でもほとんど知られていないコテージ(貸別荘)が岐阜県は飛騨高山白川
郷にあり、昭和後期のバブル期(1987年昭和62年)以降に建てられた贅の限りを
尽くした1ランク上の豪華でおしゃれな洋風白壁コテージ(貸別荘)18棟(白
壁18棟、青壁4棟計22棟)がありこの「リゾートヴィラ高山」コテージに泊
まった宿泊記を紹介したいと思います。
ホテルとコテージがある
 さて、荘川高原リゾートは岐阜県高山市荘川町(しょうかわちょう)新渕(あ
らぶち)にあり、飛騨高山と白川郷の中間地点にある。東海北陸自動車道荘川I
C下車約10分のところに荘川高原リゾートがあるのである。標高1000mの
荘川高原リゾートにはホテル「龍リゾート&スパ」とコテージ「リゾートヴィラ
高山(貸別荘)」があり、ほかは自然だけである。車走行音なし、民家なしの高
原に位置する。このホテルの方には6回泊まって、温泉よし、夕食ディナーよし、
テラスよしでそして何より下界の日常感を見せない物をごちゃごちゃ置いていな
い「非日常・シンプル」なこのリゾートホテルで標高1000m高原ホテルで自
然を肌で感じのんびり過ごしたい私には合っているのである。
ホテル奥のコテージに
 このホテルに何回か泊まるうちに、奥にある洋風白壁コテージは自然の中で絵
になりいいと思った。ふと、このコテージにも泊まれるのだと知り泊まってみた
いと思った。コテージの方を予約した。
コテージに泊まる目的は
 今回の目的も明確で、①コテージに泊まりバブル期の建物(建材、内装、家電、
備品)を見ること、②山崎ウイスキーをマイグラスで飲み白山を眺めること、③
プールにある露天風呂に入ることだ。もちろん④高原の森を散歩することも目的
にコテージに泊まるのである。
リゾートとは
 ところで「リゾート」とは、休暇、余暇、保養地、行楽地、何度も通う場所、
静養地、のんびりとリラックスできる場所、リゾート地という意味である。
コテージとは
 「コテージ」とは→「大自然豊かな高原やリゾート地にある、貸別荘のような
1戸建て山小屋風ログハウスや洋風住宅があり、リビング、寝室、キッチン、バ
ス、洗面所、トイレがあり、電気、ガス、水道が整っており、ベッド、家具、家
電、調理器具があり、食事は基本的に自炊して、プライベートな時間を満喫した
り、数グループで過ごすことのできる宿泊施設」を指すそうだ。
 そうすると「リゾートヴィラ高山」のコテージは「高原の自然の中でのんびり
過ごす静養地で複数人が泊まる洋風宿泊施設で自炊する充実した装備コテージ」
ということになるのである。
用意品
 さて、コテージ(リゾートヴィラ高山)のHP(ホームページ)に全部目を通
してほとんど備品は置いてあるが、HPにこれだけは持って行って下さいと書い
てある「①寝巻(ジャージ)、②フェイスタオル(手ぬぐい)」を用意した。朝
晩は肌寒いだろうから「③長袖」を用意した。食事は自炊なので途中でお寿司を
買っていくので「④クーラーBOX」、「⑤保冷剤」を用意した。保冷剤は保冷
力の強力な黄色い液体のを買っておいた。じつはプールにある白浴槽風呂にどう
しても入ってみたいので「⑥水着海水パンツ」(裸で入るのは禁止)も用意した。
 そして、もしかしたら夜散歩するかもしれないので「⑦LEDライト(懐中電
灯)」も用意しなくては。さて、他にはコテージ(貸別荘)で飲みたい「⑧山崎
ウイスキー」と「⑨マイグラス」を用意した。あと、何かと便利なキッチンペー
パー。ビニール袋数枚。他にコーヒー飲料。スポーツドリンク。お茶PB2L。
本3冊。持って行く物は多くなるが、たまには旅をする上であれこれ持っていく
物を考えて用意するのも楽しいのである。さて、着替えを入れジャージが思った
より膨らみ小さめのリュックでは一杯なので①旅行カバンの方に入れ直す。そし
て、②クーラーBOX1、あとなぜか③プラバケツを用意してその中に飲料やキ
ッチンペーパー、山崎ウイスキー、マイグラス、ビニール袋、本をバケツに雑多
放り込み荷物は計3点にした。

1. 標高1000m荘川高原リゾート
岐阜県飛騨高山白川郷「リゾートヴィラ高山」コテージ
9月宿泊記1.2023 09 18(貸別荘初宿泊編)

 まず、天気予報では白川郷9/18(月祝)曇り晴れ最低21℃最高29℃。9/19
(火)曇り最低20℃最高29℃気温予想である。
食材買い出し
 2023年令和5年9月18日(月、敬老の日)、荷物3点を車に放り込み出
発、半袖、24℃雨。持参する食材をMAXバリュー(スーパー)にて買い出し。
 夕食用のお寿司とみそおでん。朝食用の助六寿司とカップみそ汁。(高原では
朝晩寒いので温かいみそ汁やスープは必須)あと、カットフルーツ、デザート、
カシューナッツしお味、黒ビール。あと、念のためお腹が空いた時用のカップど
ん兵衛、このくらいでよかろう。車に戻りクーラーBOXにお寿司、助六寿司、
デザートなどを放り込む。あと別に冷蔵の必要ない物が1袋。曇り走行、どしゃ
降りに。エアコン付け25℃設定にして走行。さて、まだ秋雨前線ではないが、
ドン曇り空の雨だ。さて、観光地目的旅行でないのでいつものようにのんびり走
行する。
昼食 鮎の塩焼き
 AM11:52道の駅白山文化の里長滝到着、雨。「里川鮎会席ミニ」(20
00円)を注文。昼時で混んでいて料理が来るまで30分以上かかった。料理が
テーブルに運ばれ、鮎(あゆ)塩焼きを食べる、美味ですー、うまい。久しぶり
の鮎塩焼きだ。ごちそう様でした。走行、曇りに晴れ間が射すと車内は暑い。
 ほんと時間を気にしない旅だ。
道の駅桜の郷荘川にて
 1:52、東海北陸自動車道荘川IC隣にある道の駅桜の郷荘川(標高827
m)にて休憩、曇り。いつものようにソフトクリーム(350円)を食べる、濃
厚でうまい。2:32、出発、荘川高原リゾート(コテージ)まで約10分ほど
だ。ここからいつものように窓を開け山道を走行、風は涼しいのである、曇り。

2.荘川高原リゾート到着
 2:41、ホテル(龍リゾート&スパ)の方に到着、早く来過ぎた、曇り。マ
ナー的に失礼なので、テラスで一服させてもらおう。コテージ(貸別荘)に泊ま
る人はこのホテルでチェックインして料金先払いシステムである。テラスでは半
袖で丁度いい気温である。3:00になったのでフロントでコテージ宿泊代とプ
ールにある露天風呂代を先払いする。コテージカードキー2枚を受け取りうむぅ、
なんと露天風呂用のカードキーを受け取る。コテージ駐車場マップをもらいここ
に駐車して下さいと説明を受けた。それと、コテージに上がる斜面階段は急なの
で駐車場から続く道を通って下さいとのことだ。6回もこのホテルに泊まったの
でフロント員は見慣れた女性スタッフが笑顔で気さくに話しかけてくれたのは心
和むのである。(また来よう)雨が降ってきた。3:13、出発。
コテージゲートとバブル期の豪華なセンターハウス
 さー、コテージへの舗装道を走行し、門(ゲート)が見え通過、ここからバブ
ル期の豪華な洋風建築22棟が並ぶ別世界が現れる。右手にはなんとコテージの
象徴である贅の限りを尽くした豪華な古代ギリシア神殿風柱「センターハウス」
が出迎える。看板に(ホテルビレッジショウカワコウゲン1987、バー・ルナ
ブルー)とある。センターハウス奥にプールと露天風呂があり、過ぎて左に進み
突き当り右へ進み高所奥左の駐車場に止める。降りて、さー小雨に打たれながら
旅行カバンを肩にかけクーラーBOXとバケツとコンビニ袋の計4点を一気に持
ち1回で別荘(貸コテージ)に運べそうだ。

3.バブル期の別荘に入る
 駐車場からコテージまでの細い道は砂利道ではなくなんと舗装してあり別2棟
脇を歩き今日泊まるコテージ(貸別荘)入口に着いた。おおー、ここの外観は青
壁だ。玄関入口はカードキーを当て「カチャッ」開いた。入り内玄関に荷物4点
を置く、3:18。スリッパの入ったビニール袋を開けスリッパを履き左手白扉
を開けLDKへ。内装を見ている余裕はなく、まずやらなくてはいけないことは
クーラーBOXに入っているお寿司、デザートは白両扉を開けると冷蔵庫が現れ
たので中に放り込む。飲料も中に入れる。
扇風機ON
 うむぅ~、室内27℃、テラス外気温26℃と暑いので流し台前にある卓上扇
風機をONし中風首振りにする。室内は、生活感の臭いなしでOKだ。
全窓全開に
 さー、次は何をやるのか。全窓を開けよう。廊下に出て奥右にある寝室Bの窓
を開けよう、あらっ、窓は少しだけ開けて網戸にしてある、寝室Bの2ヶ所の窓
を全開する。次は、洗面所の窓も網戸にして少しだけ窓は開いている、上部に上
げ全開する。風呂場の窓も網戸にしてあり少しだけ開いている、窓を全開する。
 廊下手前左の寝室Aの窓2ヶ所は網戸にしてあり少しだけ開いている、窓を全
開にする。そしてLDKの3ヶ所の窓だけは閉めてあったので、網戸にして窓を
全開にする。これで全室網戸の窓全開にしたのである、ふぅ~。ここで、水分補
給をして一服、曇り晴れ、3:38。全室窓を開け網戸にしたので高原の自然の
風が通り抜けて涼しい、自然の風は微風なり、雲の流れから東方向へ風が吹いて
いる。

4.山崎ウイスキーをマイグラスで飲む
 さて、一服したところで曇りのほんの少しだけ薄暗いのだが、つぎは更に夕方
暗くなる前に山崎ウイスキーを飲み白山を眺めたいので、急いでまずはマイグラ
スに持ってきた氷を入れ山崎を注ぎ流し台の水をしばらく出しておいてからよう
やくマイグラスに水を入れ氷の水割りの出来上がりだ、琥珀色だ。ブラウンのダ
イニングテーブルに山崎、マイグラス、小説2冊、ほうじ茶、他を置き腰掛ける。
 ここで、ようやく落ち着いてマイグラスを取り、揺らし氷のカランコロンとい
うのがいいのである、大人の時間の始まりだ。山崎琥珀色を飲みたいがこの後露
天風呂に入るので確か飲酒風呂は禁止とHPにあったので、一口だけ含みうむぅ
~、うまい、これぞ標高1000m荘川高原リゾートのコテージでくつろぐ大人
の時間である。標高1000m高原の微風が室内を通り抜ける、半袖でも肌寒く
ない、さて、北方向に見える白山は?うむぅ~白曇りで白山は見えない、残念だ。


コテージタイプは3プランあり
 ところで、コテージのタイプ種類は3つあり①スタンダードコテージプラン、
②白山ビューコテージプラン、③特別室プランの計3プランあり、今日は②白山
ビューコテージプランの別荘に泊まるのである。それにしても、この荘川高原リ
ゾートは車走行音なし、民家なし、聴こえるのは虫の鳴き声だけの自然の音色だ
けだ。曇りで白山は見えないが北方向の山並み稜線を眺める。


大きな1枚窓ガラス
 (わたしは元家電屋で電化製品、電気、配線に精通していて、大工さんと10
年ほど一緒に仕事して外装室内に少し詳しいので電気や内装についてかなり専門
的な内容を述べますがお許し頂きたいと思います)
 LDKの左手(西方向)には横2.8mのものすごく大きな1枚窓ガラスがあ
り緑の「稜線横1本景色」の広大な景色が圧巻だ。この大きな窓ガラスをよく見
るとペアガラス(2重複層ガラス)であり断熱効果に優れているのをこの別荘に
使っているのであった。
大きな1枚ガラスとハンギングチェアの相性
 さて、この大きな1枚窓ガラス右前にある吊り椅子(ハンギングチェア)に入
ってみる、おおー、揺れる~、床に足がつかない、何か変な感覚だー。大きな1
枚ガラスから→緑稜線横1本→揺れるハンギングチェア、これは別次元というか、
正しくは非日常別世界の感覚を味わっていると言った方が正しかろう、これはい
いぞ。
5:00一気に肌寒くなる
 えっ、もう5:00。ベランダ(テラス)に出てみる、外気温23℃、夕方一
気に肌寒くなった、これが9月標高1000mの高原だ。さすがに肌寒いので長
袖に着替える、おおー、長袖にしたら肌寒くない。
半袖から長袖へは24℃
ここで学習したのはどうも「半袖だと24℃を境い目に肌寒く感じるということ」
を学んだ。5:30頃、さて白曇りながら稜線に陽が隠れたようだ。そろそろ暗
くなり始めるが、どうしても入ってみたいのでプールにある露天風呂に行こう。
 コテージを出て歩きプールへ。

5.高原の白山展望露天風呂へ
 5:38、外はまだなんとか明るい。プールに併設の露天風呂用脱衣場へ。入
口でカードキーを当て「カチャッ」開いた、中に入る。左手男用の脱衣場ドアを
開け、いきなり脱衣所内部を見えないようしてあるクリーム色カーテンを開けお
やっ、脱衣所は温かいのでサウナの熱が伝わっているのかと思ったが、よく考え
たらまだサウナはOPENしていないのである。ここで、いつものことだがバス
タオルの方を持ってくるのを忘れたのに気づき、まーほんといつものことながら
なぜかバスタオルを忘れる常連者である。海水パンツに着替えカギ付ロッカーに
全部入れカギをしてフェイスタオル(手ぬぐい)を持って外に出る扉をスライド
して開ける、野外に出て左へ。まず、左手にサウナは2棟ありまだOPENして
いないそうだ。
露天風呂白バス6つ
 そして奥に白浴槽が6つある。いちばん手前の白バスに入ろう。お湯は温泉で
はないが蛇口をスライドさせ赤矢印の位置に合わせると約3分でお湯が入ると脱
衣所に貼ってあった。なんと瞬時にお湯が出てきた。浴槽にお湯が7分目の所で
もう止めた、曇り。
 

これぞ高原の中の本当の露天風呂
 さて、5:44、海水パンツで白バスに入る、くわぁ~、温かくて気持ちいい
~、体感41°くらいだ。標高1000m高原の自然の中、目隠しの壁は一切な
く、自然が丸見え緑稜線パノラマはとにかく開放的でいいわ~。これが本当の高
原露天風呂だと思った。そして、空は一気に暗くなりだした。温かいお湯の中、
ここでようやく周りを冷静に見るのであった。まず、白バス上に屋根があり電球
色(オレンジ色)照明が点灯したのである。北方向にまずバブル期の豪華なセン
ターハウスあり、そしてホテル上部見え、右下に灯りが見える。更に奥は白山連
峰があるが見えず山々が見えるのである、残念。数分して、あれっ、雲間からM
字型の山頂、白山が見えるではないか、5:53、ラッキーだ。鮮明に白山連峰
が眺められるのではないが白山山頂を見られてよかった。
 さて、ホテル右下の灯りはテラスのようだが今一つ確証はない。どうも小川沿
いの常夜灯のようだ。おっ、ホテル上部(5階か6階)東端部屋に宿泊客の明りが
灯ったではないか。標高1000m荘川高原リゾートの自然の全開放感の中で入
る露天風呂は今までに味わったことのないとんでもなく気持ちいい高原の空間で
ある。病みつきになりそうだ。さて、野外にシャンプー類はないので白バスに入
るのみである。さて、上がり(マナーに書いてあった)白バス内部を高圧洗浄機
で洗ってから脱衣場へ。脱衣所にはシャワー室が2つあるがシャンプー類はない
のでシャワーのみである。海水パンツをビニール袋に入れチャックして密閉する。
 ふわぁ~、高原の露天風呂はものすごく爽快で気持ちよかった~。外気温20
℃、6:12、長袖、脱衣場を出て暗くなった夜道を点在する常夜灯を頼りにの
んびり歩いて別荘に向かう。ここで、ようやくLEDライト(懐中電灯)を家か
ら持ってくるのを忘れたことに気づいたのであった、残念。
自由気間々な別荘の夕食
 別荘に戻り夕食時間は6時、7時と決まっていないのはじつに気楽な高原コテ
ージライフで気間々なのである。さて、夕食にするわけだが、時間の止まったコ
テージスタイルと言いたいが、正確には「時間を気にしないコテージスタイル」
である。LDKから流し台は直接見えないのでまず白木両扉を開け、そして冷蔵
庫からお寿司を出して電子レンジで30秒だけチン。6:28、黒ビールで乾杯、
一口だけ飲む。ほんの少しだけ人肌(温度)になったお寿司を食べる。高原の虫
の音色だけが聴こえるのをBGMに別荘で食べるお寿司のなんとうまいこと、う
まいこと。この後9月下旬になると月見(中秋の名月)の季節だが今日は曇りで
月は見えない、残念。
ゴミ分別
 さて、大きな45Lのゴミ箱(①燃えるゴミ、②缶類、③ペットボトル)は3
つあり、コテージを利用する私のマナーとしてビール缶は中身を洗い匂いがでな
いようにしてから②缶類へ捨てた。お寿司の発泡スチロール容器をチヤック付ビ
ニール袋に入れ密閉して使う方のマナーとして匂いが出ないようにしてから捨て
るわけだが、①燃えるゴミか、③ペットボトルの方に捨てるのか迷うところで、
自治体(市町村)により分別種類は違うのである。

マイグラスと青春のウイスキー
 ここで、夕方のマイグラスの飲みかけを捨てる。このグラスだけは、いつかウ
イスキーを飲む時にと捨てずに大切に取って置いたもので、ウイスキーの水割り
の思い入れは強くこのコテージで使用できてものすごくうれしい。ブラウンのダ
イニングテーブルでマイグラスに再び山崎ウイスキーを注ぎ氷を入れ水を入れイ
スに座り飲む、うまい。ただ、琥珀色を見ながら氷のカランコロン、この音を聴
くと人生の1シーンの時間の流れの緩やかだった「昭和のあの時に返るのである」
金沢のBARカウンターで山崎12年を飲む
 以前から、飲めないなりにウイスキーやブランデーをほんの少々飲んでいたが、
あれは2013年平成25年4月20日(土)、石川県金沢市片町でPM8:3
0頃のことであった。階段を上がりドアを開けBARの店内へ、ジャズが流れて
いる。わたしはカウンターに座り何を注文しようか、そうだ「山崎12年」(シ
ングルモルトウイスキー)水割りを注文した。店内の雰囲気はいい。さて、まず
わたしの前にコースター(紙)が出された。ずらり各種酒瓶をバックに、そして
グラスをコースターに置かれた山崎12年を持ち琥珀色を見ながらグラスに入っ
た氷をカランコロンと揺らす、飲んだ酒のうまいこと、うまいこと。9:00か
9:30に店内奥にあるピアノ演奏が始まった。
BARのカウンターで人生を振り返る
 この金沢のBARカウンターで飲んで、何も話さず考えていないというか、走
馬灯のように「背中で今までの人生を振り返っている自身の姿」に酔いしれてい
るBARのカウンターにいる自分がすきで、わたしにはウイスキーの水割りが飲
みやすく合っているのであった。
テラスで山崎ウイスキーを飲む
 つぎは、コテージのテラスに出て山崎ウイスキー水割りをマイグラスで飲む、
カランコロン。虫の音色しかない9月の夜高原のテラスで腰掛け、ほんと自由気
間々に過ごした人生の1シーンの「あの頃の物思いにふける」のである。ここ、
標高1000m荘川高原リゾートの別荘で山崎ウイスキーを飲むことができて本
当しあわせで極楽なひと時である。さて、全室網戸にして窓全開の間々にしてい
たので室内は高原の微風が抜け室内23℃まで下がり湿度62%だが長袖なので
肌寒くなく、曇りのおかげ気温はそれほど下がらず過ごしやすい室温なので暖房
は付けなくてよい。ベランダ(テラス)外気温21℃、湿度76%だ。(もし、
今日は晴れであれば室内18℃、外気温16℃くらいであったろう)9月の高原
から虫の音色だけが聴こえるBGMにお寿司を食べてごちそう様でした。

稲光の芸術
 大きな1枚窓ガラスに遠くの稲光(音の聞こえない雷の光)が曇りの夜空を幾
度も明るくし芸術的な絵にさえ見える。夏の終わりを告げ季節の変り目の風物詩
をこの高原の大きな1枚窓ガラスから稲光を見られたのはいい。そういえば、L
DKの照明は電球色(オレンジ色)のどちらかというと薄暗めでここでも非日常
演出であろう。
自然まで食べて
 夕食終わり、6:56、お寿司をゆっくりと味わい、そしてどうも高原の自然
の空気までも食べたようで満腹なのでみそおでんは封を切らなかった。
コテージ内動画3点
 ここで、コテージ内ユーチューブ動画3点(6年前3分29秒、5年前37秒、
3年前2分48秒)があり事前にコテージ内部を見て備品は何があるのか把握し
ていたが、今日泊まり詳細を知るわけである。

6.バブル期のコテージをみる
 さて、バブル期に建てられた別荘は山小屋風外観もあれば、洋風外観もあり、
このコテージ外観は見るからにバブル期いけいけ贅の限りを尽くした豪華な1ラ
ンク上のおしゃれな洋風外観コテージ22棟であることが分かるのである。それ
では、ようやくコテージ建物と現状についてここで順を追って見ていこう。(わ
たしは元家電屋で電化製品、電気、配線に精通していて、大工さんと10年ほど
一緒に仕事して外装室内に少し詳しいので電気や内装についてかなり専門的な内
容を述べますがお許し頂きたいと思います)

コテージ外観
 各コテージ内装備品は同じではないと思うので、わたしの泊まるコテージは今
年2023年リニューアルして新旧入り混じったコテージで、まず外観はテラス、
テラス木製白手すり下X型、寝室出窓、玄関上専用屋根、玄関木製白手すり下X
型、玄関ドア脇ガラス窓がありバブル期の豪華でおしゃれな洋風別荘の建物なの
である。特筆すべきは、「木製白手すり下X型」は別世界富裕層の別荘を思わせ
る。また、見過ごしてしまいそうだが「玄関ドア脇ガラス窓」は、よく見ると今
ではお目にかかれないバブル期の特長である。
カードキーの別荘
ところで、玄関カギは近年であろうなんとカードキーを採用している、おそるべ
し。床下は、標高1000m別荘ということもあり朝晩冷え込む時が多いので、
黄色い断熱材(グラスウール)を使用している。壁も当然断熱材を使用している
ことだろう。天井裏断熱までは分からない。

バブル期の内装特長
 各コテージ内装備品は同じではないと思うので、わたしの泊まるコテージは今
年2023年リニューアルして新旧入り混じった内装のようで、室内は、一般住
宅用建築でなくクローゼット(押入)の極小スペースから貸別荘(コテージライ
フ)を意識した室内となっており、玄関白ドア上部ガラスで、ドアの左右にも窓
ガラスがある。内玄関に入り上がると廊下に通じる今時ない、なんと「もう1つ
の内玄関白ドア」があり高さは1.8mではなくなんとドア高さ2mである。こ
の内玄関ドアの左には上部窓ガラスがあるというバブル期豪華別荘の特長を今も
見ることができるのである。更に専門的で申しわけないが、内玄関右上壁に分電
盤(ブレーカー)があり主幹は40Aだ。さて、内玄関白ドアを開け廊下出てす
ぐの白ドア(片袖扉)はバブル期流行の現在お目にかかることのできない特徴的
な白ドア(片袖扉)で開けるとLDKで、壁紙クロス薄ベージュ色はバブル期の
クロスではなく、このコテージは今年2023年リニューアルしている。ここで
面白いのはとある白扉両開きを開けると流し台、電磁調理器、電子レンジが現れ
ることで、流し台という日常品を見せない非日常演出の白扉両開きを私はとても
気に入ったのである。床置暖房機を設置してある所は木目で一部バブル当時30
年前の薄ウグイス色のクロス壁がありバブル期にLDKの一部は和室(和風)だ
ったことが分かる名残りである。古きを懐かしむと言うか、わたしは30年スパ
ンを一周してこの「昭和バブルレトロを楽しみ」見たかったのであった。
バブル期の豪華ドア枠
 おおー、よく見ると天井白廻り縁波状断面は豪華で、各白ドア枠も波状断面の
豪華でバブル期いけいけ当時の豪華さが残っているではないか、これはいい。
本物の60W電球
 TV上の壁掛け照明器具(白熱電球)はさすがに時代を感じ、白ガラスカバー
で電球はナショナルシリカ電球60W(54W消費電力で60W相当の明るさ性
能)は、久しぶりに本物電球レトロを見ることができてよかった。TVについて、
あるが地上波は映らないそうで、壁のTV用端子はあるがTV配線のないことか
ら映らないのでTVを付けなかった、と言うかこの荘川高原リゾートではいつも
TVを付けず自然の音だけを聴いて非日常を過ごしているのである。さて、コロ
ナの影響で食器棚に茶碗、皿、ガラスコップの食器類はない。流し台に食器用洗
剤あり、食器洗いスポンジがある。

調理家電まで閉まってある非日常はいい
 さて、電気ケトル、炊飯器、オーブントースター、カセットコンロ、深型鍋
(フライパン兼深鍋)は、家具内に全部閉まってあるのがよく、日常品を全く見
せない非日常配慮をわたしは気に入っているのである。「非日常・シンプル」が
いい。
LDKにあるのは
 さて、LDKに暖房機、暖炉、TV、1ドア冷蔵庫設置で、床に置いてあるの
は①吊り椅子(ハンギングチェア)、②ダイニングテーブル、③籐(とう)椅子、
④卓上扇風機、⑤家具2、⑥テーブル上ティッシュ、⑦家具上プラBOX1(箸、
紙皿、紙コップ、包丁、チャッカマン、キッチンペーパー、しゃもじ、他)、⑧
ゴミ箱(45L分別)3である。ゴミはかなり多く出るので大きなゴミ箱は日常
感ありありだがこれだけは助かる。見た限り、物をごちゃごちゃ置いていない
「非日常・シンプル」備品のみでほんとわたしには合っているのである。調理家
電の電子レンジや炊飯器、他は目に付く所に日常品を見たくないのである。籐椅
子は決して安価でないが30年前のバブルレトロを感じる。
LDKの窓は4ヶ所
 LDKの窓は北方向と西方向の2面しか接していないのになぜか窓はなんと4
ヶ所もあり、西方向の窓は2ヶ所あり、①大きな1枚窓ガラスがありペアガラス
(2重複層ガラス)で、②アルミ製枠3枚窓のスライドするのは2窓サッシのペ
アガラス(2重複層ガラス)である。北方向の窓は2ヶ所あり、③なんと樹脂製
枠(高価)で2窓のペアガラス(2重複層ガラス)で、④も樹脂製枠の2窓のペ
アガラス(2重複層ガラス)である。3ヶ所の窓を網戸にすると高原の風が通り
抜け心地よいのである。それと、気がつかず見過ごすが②③④の窓高さは驚異の
2.3mなのである。さて、ここまで見るかと思うが下からカーテンレールが見
えたので、4ヵ所の窓のカーテンレールを途中曲線3ヶ所あり1本のレールで全
通しているのに驚いた、白レースカーテンは4ヶ所窓で2枚のみ使用だ。レース
は左端に1本寄せ、もう1本は右端に寄せた。
4ヵ所窓のパノラマ
 雲で白山連峰は見えないが、背の高い窓(2.3m)と相まって4ヵ所の窓か
ら西方向稜線パノラマと、東方向稜線パノラマが繋がり一気に見えるこの眺めは
広大であり、ずーっと見ていても飽きないパノラマだ、おそるべし、病みつきに
なりそうだ。
コンセントとSW
 ところで、元家電屋なのでどうしてもすぐに目がいくのはじつは壁のコンセン
トとSW(スイッチ)なのである。見たところ、3種類のコンセント、SWが混
在しており、もちろんこのコテージが建った当時の約30年前のコンセント、S
Wがあり、つぎに2000年頃に使われていたコンセント、SWがあり、そして
現在のコンセント、SWが使われており3種類のコンセント、SWの見分けがつ
くのがサガである。DKに天井照明器具はなく、L(リビング)の天井にLED
電球1ありここでは電球色(オレンジ色)が多く、下界の蛍光灯の白色(昼光色、
昼白色、3波長パルック昼白色)の日常を感じさせないような非日常配慮の電球
の色調(オレンジ色)なのだろう。
テラス
 テラスは西方面約4mと北方面約4mのL字型テラスになっていてアウトドア
テーブルと白イスがある。「木製のこの白い手すり下X型」はバブル期豪華リゾ
ート別荘の今となっては数少ない特長で、これを現在はもう中々お目にかかるこ
とはできないデザイン白手すりだと思う。テラスにガスバーベキューグリル(別
料金4,950円)があり、炭火と違いガスグリルは火力調整できることで、弱火にで
きることだ。このテラスからの眺めは、北方向に白山連峰とホテル上部、龍神池
(調整池)、西方向に稜線、東方向に稜線、右下にコテージ群16棟が見える景
色のテラスだ。
お姫さまのシンデレラ城
 令和の時代、全国にもうこの白壁コテージ建物はほとんど残っていないと思う
が、テラス右下に見えるコテージ群は白壁が多く、かもするとお姫さまの住まう
可愛いメルヘンのシンデレラ城とも思える建物である。とにかく、白壁コテージ
はおとぎ話に出てきそうなメルヘンチックな洋風建物でかわいい。
寝室A
 さて、廊下手前左の寝室Aにはベッド2あり、白出窓2ヶ所あり、出窓に白格
子窓あり(この白格子窓がとてもおしゃれ)、白小クローゼットあり、卓上ラン
プあり、暖房機あり。カーテンレールはバブル期一般住宅で流行った白丸棒レー
ルである。さて、出窓室内白格子はものすごく豪華別荘の雰囲気がありいいので
ある。ところで、白小クローゼット内部はベニヤ板の殺風景だと思って見てみる
と、なんとクロス壁をこんな内部まで施してあるではないか、おそるべし。寝る
時、すぐベッドで横になれるのはいい。
寝室B
 つぎに、廊下奥右にある寝室Bにはベッド2あり、白出窓2ヶ所あり、出窓に
白格子窓あり(この白格子窓がとてもおしゃれ)、白小クローゼットあり、卓上
ランプあり、暖房機あり、なんと(バス、トイレ)バスユニットあり少し古きを
感じるのがいい。こちらがゲストルームなのか?カーテンレールはバブル期一般
住宅で流行った白丸棒レールである。さて、出窓室内白格子は豪華別荘の雰囲気
がありいい。ところで、白小クローゼット内部はベニヤ板の殺風景だと思って見
てみると、なんとクロス壁をこんな内部まで施してあるではないか、おそるべし。
 寝る時、すぐベッドで横になれるのはいいのである。
トイレ
 上下スライド窓あり、温水便座。
洗面所
 上下スライド窓あり、洗濯機あり、洗面台あり、鏡あり。じつは、わたしはコ
テージ動画を見てとても気に入ったのは何よりもこのコテージの洗面台で、横広
長方形白洗面はさすがに時代を感じるが、一般住宅で見かける洗面台を置いてお
らずここでは日常生活を全く感じさせない、洗面下黒角フレーム台と、鏡黒角フ
レームは非日常を配慮した洗面台デザインをわたしの一番の「非日常・シンプル」
お気に入りなのである。
脱衣所
 洗面脱衣所ではなく、洗面所と浴室の間に「専用脱衣場」があり、ゲストと過
ごすバブル期別荘をうかがい知れるのである。
浴室
 足を伸ばして入れる浴槽、シャワーあり、窓あり、ブラインドカーテンあり。
 30年経っているので新しくはないが、それほど古さを感じない当時のデザイ
ン、タイルである。

 さて、床木目調フローリングは、全室30年前の部材ではないと思った。ここ
では、明らかに一般住宅の床材ではなく、幅広の木目調フローリングを用いてい
る。
そのほか
 さて、各室ざっと見たのだが、ドアノブ、ヒンジ(ちょうつがい)は興味深い
ヶ所であったが、じっくり見ている余裕はなかったのである。

昭和バブルレトロコテージ
 さて、荘川高原リゾートにあるコテージは昭和の終わりから平成に建てられた
日本でも屈指のコテージ数22棟はバブル期の1ランク上の豪華な洋風コテージ
の建物が印象的な特長で、わたしの泊まるコテージは今年2023年リニューア
ルして新旧入り混じった洋風内装のLDKは一部新しくなっていた。高級な物は
ないが、豪華な建物コテージが特長で、昭和後期の古き懐かしいバブル期内装建
材を使っており、このコテージで30年スパンで1サイクルという「昭和バブル
レトロ」を見ながら過ごし体験できてよかったのである、感謝。

7.夜の高原の森散歩
 さー、LEDライトを忘れてきたのは残念だが、ここで夜の高原の森を散歩し
てみる、7:40。隣の別荘脇を歩きセンサーライトは点灯するが点在間隔距離
があり中間地点は暗く足元が分からず不安だが勘で歩く。そして、舗装道に出て
歩くが各コテージ前の常夜灯の間隔は離れていて途中は暗く不安だが歩く。虫の
音色をBGMに歩き左に進み、水の音がする。この斜面の沢はいつも散歩の際水
の流れる音がしていて水量は豊富なようで枯れない沢のようだ。おっ、目の前の
暗闇を素早く横切ったのは猫か?よく分からないが小動物だった。小動物はこち
らに襲撃してこないので怖がる必要はない。突き当り右に進みプール前に。ここ
からホテルのテラス照明か、樹木ライトUP照明か、小川沿い常夜灯か分からな
いが灯りが見えるので眺める。自然の中の真っ暗闇は寂しいが、各コテージ前の
常夜灯や、小川沿いの常夜灯のオレンジ色の灯りは温もりがあって何故かホッと
するのである。そしてセンターハウス前に来ると右上コテージで室内話声かテラ
スでバーベキューをしているようだがよく見えない。この右上コテージには1~
2棟居るようで計2~3棟が今日泊まるようだ。センターハウス過ぎ雨が降って
きた、Uターンして別荘に戻り、8:33。
高原の虫
 LDKで一服。テラスに出るとテラス上照明を点けていたので網戸に虫が集ま
っていて、虫1、蛾1、緑色のカメムシ1だ。虫はやはり明りに来るのでテラス
の照明をOFFにした。それにしても虫の数の少ないこと、少ないこと。もしか
したら、標高1000mの涼しい寒い場所では虫の活動が鈍くなるのかと思った。
 そういえば、この荘川高原リゾートのホテルのテラスで何度か過ごしたが、ま
だ一度も蚊に刺されたことがない。9:13、LDKへ。
「彼のオートバイ、彼女の島」
 TV上照明電球色の薄明るい中で小説を読もう。何十年ぶりに開く小説『彼の
オートバイ、 彼女の島』片岡義男.
高原で食べるにぎりめしとほうじ茶
 この小説の冒頭各部分は、「高原の涼しい風が。にぎりめしを食べていた。見
知らぬ彼女からほうじ茶をもらって飲んだ」で、わたしはこの小説の影響は強く、
オフロードバイクに乗り自然の中で「おにぎりを食べほうじ茶を飲む」が習慣に
なったほどである。今でもほうじ茶は飲んでいるのである。また、「高原」のキ
ーワードに憧れはつよい。ほろ酔い気分もあり9ページ目でダイニングテーブル
にダイブ。起きたら、えっ11:13、確かに時間を気にしないコテージスタイ
ルだ、笑えた。たぶんものすごくしあわせなひと時なのだろう。さー、カットフ
ルーツとデザートを食べよう、おやっ、備え付けのスプーンはない、箸で食べる。
 全室網戸にして窓全開の間々で室内21℃湿度64%、外気温19℃湿度76
%、雨は止んだが星空見えず、残念。LDKのサッシ3ヶ所閉める。11:40、
寝る、曇り。寝室Bの2ヶ所の窓は全開で網戸から高原の微風が入り寒い、これ
では寒くて寝られないので、2ヶ所のサッシを閉める。布団をかぶり、寝る。身
体は火照らなかった。

8.清々しい高原の朝
 9月19日(火)、5:40起き、白曇り、LDK室内21℃湿度63%。外
気温19℃湿度76%。テラスに出てみる、鳥のさえずりなし、虫の音色あり。
 右下にコテージ群16棟が見える。標高1000m荘川高原リゾートの朝は霧
掛かっているがなんと清々(すがすが)しい気分なのだろうか、この爽快感の体
験はいい。これが高原の朝なのだと知ったのであった。この高原の朝の空間、空
気の体験は初めてで病みつきになりそうだ、気に入った。おそるべし「高原の朝」
朝の散歩へ
 6:21、散歩する。長袖で肌寒くない。すぐに下から歩いてきた人とすれ違
う、「お早うございます」三叉路を直進し歩き、右上の道の方を上がってゆく。
 おっ、舗装道右カーブの所に黒の軽ワンボックス車が、この季節山菜採りでも
ないし、うむぅ~松茸採り?。進み見えた、テニスコートだ。約30年前のテニ
スコートは2面あり、かなり年季が入っている。Uターン、雨がパラパラ降って
きた。下りの舗装道は少し急坂である。
朝食
 7:07、コテージに戻った。LDKの窓は閉めた間々だ。朝食助六寿司を電
子レンジで少しだけチン、食べる。電気ケトルでお湯を沸かしカップみそ汁を飲
む、朝の温かい飲み物はやはりいいのである。ごちそう様でした、7:22。荷
物をまとめる。室内22℃、外気温21℃、のんびり高原を眺める。
 8:43、コテージ出発。8:50、ホテルにてコテージカードキー2、露天
風呂カードキー1を返す、お世話になりました。8:50、出発、帰路。下界は
曇り晴れ、32℃。

9.おわりに
 今回、標高1000mの荘川高原リゾートのコテージ(貸別荘)の方に泊まっ
たのは初めてで、バブル期の建物コテージ建材や家電を見て、山崎ウイスキーを
マイグラスで飲んで、プールにある露天風呂に入って、高原の森を散歩してやり
たいと思っていたことをして楽しみ過ごしたのである。
高原朝の空間は別世界
 さて、コテージ内の一部は30年の古きは残っていたものの、昭和バブルレト
ロを見ることができ感謝であった。高原のコテージで過ごした時間の、空気・空
間は別世界の感覚を味わったのである。特に、朝高原のテラスに出て感じた空気・
空間・感覚は別世界を体験したのであった。このように別世界を体験して高原コ
テージスタイルは病みつきになるし、山崎をマイグラスで飲んで病みつきになる
し、露天風呂に入ってこれまた病みつきになり、これらどれも病みつきだらけに
なったのである。
 さて、設備や施設は至れり尽くせりの充実とまではいかないがそれなりの設備
施設はあり、高原コテージスタイルを過ごしどうも心はリッチ(豊かになった)
な気分で、どうもこの高原は知らぬ間に心を豊かにしてくれる高原リゾートなの
だと気づいたのであった。
本当の心の豊かさとは
 車走行音なし、民家なしの高原。自然しかない高原。永らく忘れていた本当の
心の豊かさとは。この高原リゾートで過ごしリッチという「本当の心の豊かさを
思い出した」のであった。
コテージ22棟が出迎える高原
 ここ荘川高原リゾートでは日本で唯一バブル期の1ランク上の豪華でリッチな
洋風建築一戸建てコテージ22棟が並び、高原で過ごす別世界のコテージライフ
をリッチに心ゆくまで満喫したのであった。


ここで、コテージにある物、ない物、持参する物を紹介しておく。

コテージにある物
 全ての物を記すわけではないのでお許しを。家電一式、深型鍋(フライパン兼
深鍋)、包丁、まな板、紙皿、紙コップ、割り箸、ティッシュ、キッチンペーパ
ー、食器用洗剤、食器洗いスポンジ、チャッカマン、しゃもじ、米計量カップが
ある。

コテージにない物
 コロナ影響による皿、茶わん、ガラスコップの食器類。スプーン、フォーク、
お茶Tパック、コーヒー等ステック、ビニール袋はない。

コテージに持参する物
 ①寝巻(ジャージ)、②フェイスタオル(手ぬぐい)、③長袖、④更に1枚羽織
る物、⑤クーラーBOX(と黄液体保冷剤)、⑥お茶PB2L(ジュース等飲料)、
⑦ビニール袋数枚、⑧バーベキューをするなら更に大きめの紙皿数枚、⑨サウナ露
天風呂に入るなら海水パンツ、⑩LEDライト(懐中電灯)、⑪本。

そのほか持参する物
 他にはスプーン、フォーク、お茶Tパック、コーヒー等ステック、ふきん、ぞう
きんである。テーブルを拭く「ふきん」はないので、「ハンドタオル」を持参する
とよいかもしれない。

高原リゾートで夢は叶った
 ところで、BARでまた山崎ウイスキー水割りを飲みたいと思っていたがまだ実
現していない。家にある山崎。いつか、水割りを飲むと思っていたので捨てずに残
しておいたマイグラス。今回、山崎とマイグラスを持って標高1000m高原のコ
テージへ。
高原で飲む山崎ウイスキー
 高原のコテージ(貸別荘)で飲む山崎水割り。ブラウンのダイニングテーブルを
BARのカウンターに見立て、ずらり各種酒瓶をバックにではなく、高原の稜線を
バックにマイグラスを揺らしカランコロン、リッチな気分で琥珀色を飲む。そして、
テラス(ベランダ)で山崎を飲む。(本当は、山崎12年を飲みたいが入手困難で
残念)まさか、BAR以外で山崎を飲むとは思わなかった。この標高1000m荘
川高原リゾートのコテージで思いもしなかった人生の中で心はリッチな気分で
「1つ夢は叶った」のであった。高原リゾートに感謝。
 つぎに、コテージに泊まりバブル期の建物(建材、内装、家電、備品)を見学す
ることだが、建材について今はもう使われていないであろうバブル期の豪華な部材
を各所に見ることができ参考になったのである。この建物見学はすきというか興味
があり前職がらすぐに目がいってしまうサガでとにかく詳細まで見ていると半日は
かかるのでこれだけを目的に泊まるのもよかろうと思った。
白山展望露天風呂
 プールにある露天風呂に入ったら、白バスに入るとこれはもう標高1000m高
原の自然の全開放感の中で入る露天風呂は目隠しの壁は一切なく、自然が丸見え緑
の稜線パノラマはとにかく開放的で今までに味わったことのないとんでもなく気持
ちいい高原の空間を感じて、心はリッチな気分になりこれぞ高原の中の本当の露天
風呂を味わったのであった。ここ荘川高原リゾートでは、コテージスタイルを考え
持っていくと「この高原は夢の叶う場所だ」

10.後日談
 ところで下界の日常を離れ、標高1000mの高原コテージライフは別次元とい
うか、正しくは「非日常心安らぐ別世界の空気・空間と感覚の高原コテージスタイ
ル」であったのだ。この心がリッチな気分になるコテージ体験をして病みつきにな
ったのであった。この高原の空間・空気は私の波長(感覚)に合っているのであっ
た。11月に紅葉がある、うむぅ~、荘川高原リゾートで紅葉見たい、11月の白
川郷気温予想は最高11℃・最低-2度・晴れ室温3℃・曇雨室温8℃で朝晩はも
うすっかり冬だ、どうしよう。ええぃ、11月上旬コテージの方を予約した。
コテージ室温予想
 コテージで過ごすわたしの示した室温予想は、「龍リゾート&スパホテル宿泊
記5」第9章後日談(リゾートヴィラ高山のコテージ)にコテージ室温予想やデー
ター情報があるので参照されたし。


さわやかな風が吹き抜ける標高1000m荘川高原リゾート
高原で過ごす自由気ままなコテージスタイル
バブル期のコテージ22棟が出迎える
非日常・シンプル・モダン・リッチ
9月宿泊記1.2023 09 18(貸別荘初宿泊編)
岐阜県飛騨高山白川郷
「リゾートヴィラ高山」コテージ(貸別荘)
(岐阜県高山市荘川町新渕)
2023 R05 10 09 UP

     ――――――――――――――――――――――――――――

      ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

標高1000m荘川高原リゾートにあるプライベートコテージ(貸別荘)

11月秋の高原で紅葉を楽しむ別荘ライフ

日本で唯一コテージ22棟が出迎える

非日常・シンプル・モダン・リッチ

高原で過ごす自由気ままなコテージスタイル

岐阜県飛騨高山白川郷「リゾートヴィラ高山」コテージ

宿泊記1.2023 11 09


 岐阜県は飛騨高山白川郷の標高1000mにある日本で唯一1戸建てコテー

ジ数22棟を誇る、プライベートを過ごせる高原コテージ(貸別荘「リゾート

ヴィラ高山」)に2回目泊まった宿泊記を紹介したいと思います。

コテージに泊まる目的は

今回、また高原の自然と共にプライベートな時間を過ごすためコテージに2回

目泊まる目的も明確で、①高原の紅葉を見て別荘でのんびり過ごすこと、②お

しゃれなコテージ群を見てリッチ(心豊か)な気分になること、③コテージに

泊まりバブル期の建物(建材、内装、家電、備品)を見ること、④持参した山

崎ウイスキー、日本酒をマイグラス、マイおちょこで飲むこと、⑤小説を読む

こと、⑥プールにある白山展望露天風呂に入ること、⑦コテージで(AM)ラジ

オを聴くことである。

リゾートとは

ところで「リゾート」とは、休暇、余暇、保養地、行楽地、何度も通う場所、

静養地、のんびりとリラックスできる場所、リゾート地という意味である。

コテージとは

「コテージ」とは→「大自然豊かな高原やリゾート地にある、貸別荘のような

1戸建て山小屋風ログハウスや洋風建物があり、リビング、寝室、キッチン、

バス、洗面所、トイレがあり、電気、ガス、水道が整っており、ベッド、家具、

家電、調理器具があり、食事は基本的に自炊して、プライベートな時間を満喫

したり、数グループで過ごすことのできる宿泊施設」を指すそうだ。

そうすると「リゾートヴィラ高山」のコテージは「高原の自然の中でのんびり

過ごす静養地で複数人が泊まる洋風宿泊施設で自炊する充実した装備コテージ

別荘」ということになるのである。

コテージ種類は3プランあり

さて、荘川高原リゾートのプライベートコテージのプランは3つあり①スタン

ダードコテージプラン、②白山ビューコテージプラン、③特別室プランの計3

プランあり、今回は「①スタンダードコテージ」プランの貸別荘に泊まること

にしたのである。

予約プランに悩む

まず、安価なスタンダードコテージ素泊まりプランにして夕食朝食は持参して

紅葉見ればいいと思っていた。しかし、11月にコテージ泊まるので朝晩もの

すごく寒いだろうから、もう食べ物持参もおっくうというか面倒くさいと思い

スタンダードコテージ2食付(夕食朝食)の方がいいと思った。結局、「スタ

ンダードコテージ2食付」(2名)プランで予約したのである。プールにある

白山展望露天風呂に入りたいので当日聞いてみよう。

温泉はどうする

 さて、温泉はどうしようか。この季節11月朝晩は冬の寒さと身体は冷える

のでやはり温泉に入って温まりたいと思い、荘川高原から車で10分ほどとす

ぐ近くにある道の駅桜の郷荘川に併設の温泉(①桜香の湯)があり、荘川高原

リゾート敷地内のホテル(龍リゾート&スパ)に②龍神温泉がある。どちらを

選択しようか、うむぅ~桜香の湯に入ってからコテージまで走行するのは面倒

くさいので、龍神温泉に入りたい。ここで、リゾートヴィラ高山HPをよくみ

ると、「隣接するホテル「龍リゾート&スパ」の展望露天風呂も有料でご利用

頂けます。(1名様1回につき入湯料3,000円 ※大人のみ入湯税150円別途)※

混み合う場合はご利用頂けないこともございます。あらかじめご了承願いま

す。」と、書いてある。繁忙時は温泉ダメかもと書いてあるが、温泉利用する

のは木曜日なのでそれほどホテルの方は混んでいないかもしれないと思い、後

日ホテルの方へ電話して温泉利用を聞いたらOKだったので追加予約した。

用意品

 さて、前回9/18に初めてこのコテージに泊まっているので、別荘に備品は何

があって、何がないのか分かっているので用意品は、「①寝巻(ジャージ)、

②フェイスタオル(手ぬぐい)」、11月の朝晩はどえらい寒いだろうから「③

フード付ブルゾン」、「④クーラーBOXと保冷剤」、プール併設白山展望露

天風呂に入りたいので「⑤水着海水パンツ」(裸で入るのは禁止)、「⑥LE

Dライト(懐中電灯)」、コテージ(貸別荘)でどうしても飲みたい「⑦山崎

ウイスキー、日本酒、マイグラス、マイおちょこ2」で、他にビニール袋数枚、

サランラップ、コーヒー飲料、スポーツドリンク、お茶PB、おつまみ、本1

冊を準備した。荷物は、①旅行カバン、②クーラーBOX、③プラバケツを用

意してその中に飲料や山崎ウイスキー、マイグラス、マイおちょこ、ビニール

袋、本をバケツに雑多放り込み荷物は計3点にした。


1. 標高1000m荘川高原リゾート

11月秋の高原で紅葉を楽しむプライベートコテージライフ

岐阜県飛騨高山白川郷

「リゾートヴィラ高山」コテージ(貸別荘)

宿泊記2.2023 11 09


天気予報

 まず、天気予報では白川郷11/9(木)晴れ曇り最低7℃最高19℃、11/10(金)

雨最低11℃最高17℃、そして11/13(月)雪最低0℃最高1℃気温予想である。

11月9日(木)コテージに泊まるので天気予報は晴れ曇りで最低気温7℃とそ

れほど寒くないのは助かる。晴と雨曇りの日では最低気温5℃の差があるので、

もし11月9日晴れたら朝晩は(7℃-5℃=)2℃まで下がり相当寒いが今回ま

逃れそうだ。

予想気温

わたしは帰雲城調査で白川郷に何十回も泊まった気温データーから導いた11

月の白川郷気温予想は最低-2度・最高11℃で、晴れ室温3℃・曇雨室温8

℃とわたしは予想した。11月、晴れた日の白川郷はポカポカ日和で暖かいが、

朝晩はものすごく寒くもう冬なのである。

食材買い出し

2023年令和5年11月9日(木)、荷物3点フード付ブルゾンを車に放り

込み出発、厚手の長袖、外気温20℃白曇り。バロースーパーにてまず昼食、

スガキヤラーメンとチャーハンサラダセット、久しぶりに食べる、うまい。そ

して、バロースーパーで別荘に持参する食材を買い出し。今回、スタンダード

コテージ2食付プランにしたので夕食朝食は買わなくてよいので、お茶PB50

0mL、デザートを買った(計約600円)。あらっ、カットフルーツは売切れで買

えず残念。車に戻り買った物をクーラーBOXに放り込む。今回、夕食後しば

らくしてからお腹が空いた時用のカップ麺は必要ないと思い買わなかった。走

行。

荘川IC下車

 さて、観光地目的旅行でないのでいつものようにのんびり時間を気にせず走

行する。途中、PA2ヶ所に寄り(曇り外気温14℃)のんびりお土産売場、食

事メニューは何があるのか見る、外は寒さを感じる。走行中、道路脇にススキ

と紅葉の景色。赤はほとんどなく黄色とオレンジ紅葉はもう終わりのようだ。

PM2:31、「東海北陸自動車道荘川IC」下車、左折してすぐ左にある

「道の駅桜の郷荘川」へ寄る、外気温15℃、標高827m、昼過ぎ曇りだが15

℃は寒くない、おっ雲間からお日様が出て、ラッキー、暖かい。今日は、ここ

でいつものようにアイスクリームを食べると満腹感に襲われ夕食をおいしく食

べることが出来ないのでやめておこう。今日は、とにかくどんな夕食か楽しみ

なのである。2:58、出発左折してあと10分程度で荘川高原リゾート(コ

テージ・ホテル)である。そしてしばらく走行して左折、山道を走行。

荘川高原リゾート到着

 山道を上り走行、ここでいつものように窓を開ける。外の空気は寒いと思っ

たがそれほど冷たくない。紅葉はしているが色あせ少し遅かったようである。

 3:06、黄色い大きな看板2つ(コテージ・ホテル)とホテル見え標高1

000m荘川高原リゾート到着、外気温14℃、曇り晴れ、さほど寒くない、ラ

ッキー。チェックインをホテル(龍リゾート&スパ)のフロントでして予約し

てあったスタンダードコテージ2食付プランと龍神温泉入浴を確認してからお

金を前払いした。(コテージ宿泊者は料金前払いシステム)プールにある白山

展望露天風呂に入りたいが今はやっていないそうで残念だ。今日泊まるコテー

ジ場所と駐車場マップをもらい説明を受けてコテージカードキー2枚を受け取

った。ここで、やはりついテラスに出てみた、おっクリスマスツリーがもう用

意してあるではないか。

テイクアウト夕食(と朝食)

今日別荘で食べる夕食(テイクアウト方式)はもう用意してあり大きな手さげ

茶紙袋1つ(2人分)を受け取った。明日の朝食は、7:30にここに取りに来る

テイクアウト方式だ。それでは「コテージの方にお世話になりまーす。」とこ

ろで、夕食は茶紙袋に創作鍋セットが入っていて汁物がこぼれないか心配だっ

たが鍋本体は入っていなくてよかった。汁物はどうもビニール袋に入っている

ようだが、それでも茶紙袋を水平にして車の床部分に置いた。3:25ホテル

出発、厚手の長袖、外の空気は冷たくなく寒くない。

バブル期の豪華なセンターハウス

 さー、コテージへの舗装道を上り走行し、門(ゲート)の手前で撮影パシャ

ッ。門を過ぎ右手にこの高原コテージの象徴である贅の限りを尽くした豪華な

古代ギリシア神殿風柱「センターハウス」が出迎える、かっこいい、パシャ。

 高原は赤少し、黄色、オレンジの紅葉は色あせ少し遅かったようで見ごろは

終わりのようだ、まいいか。さて、センターハウス奥にプールと白山展望露天

風呂がある。

おしゃれなコテージ群がハッキリ見える

おやっ、道路左手上白壁コテージ数棟がハッキリ見えるではないか。普段、緑

にほとんど隠れている別荘の姿を、この季節(11月)樹木の葉は落ち木と枝

だけになっているので木々の隙間からコテージ(別荘)数棟の白壁をハッキリ

見ることができすごくよくおしゃれでかわいい。これはかわいい白壁別荘数棟

を一気に見渡せてラッキーだ。プールを過ぎて左折走行し突き当り右折走行、

右カーブ、そして左カーブ手前道路右下が今日の泊まるコテージで白壁はおし

ゃれだ。指定駐車場に止める、外気温14℃、寒くない。車を降り、旅行カバン

を肩にかけクーラーBOXとバケツと夕食用紙袋の計4点を2回往復で別荘

(貸コテージ)に運べそうだ。


2.おしゃれな白壁コテージに入る

3:41、1回目の荷物3点を持ち、おおー、今日泊まる別荘の白壁はおしゃ

れなのがすごく気に入っていたし泊まるのがあこがれだったので嬉しい。H型

煙突なぜか2つあり不思議だ。道路から玄関ポーチまでの距離は短いが、少し

古さを感じるブラウン色上り急階段はきつい。玄関入口ドアノブ上にカードキ

ーをかざし「カチャッ」開いた。それにしても、ホテルならともかく別荘にカ

ードキーとは先を行っている高原のプライベートコテージだ。別荘に入り内玄

関に荷物3点を置く。車に戻り2回目夕食用茶紙袋を平行にして大切に持ちゆ

っくり運び入れる、ふぅ~。スリッパの入ったビニール袋を開けペラペラの脱

げやすいスリッパを履き右手白扉を開けLDKへ。

とにかく冷蔵庫に入れる

別荘室内LDKは、匂いなしOK。室内空気冷たくなく寒くない。さて、内装

を見ている余裕はなく、まずやらなくてはいけないことはとにかく冷やすもの

を冷蔵庫に入れることで、クーラーBOXに入っているデザート、お茶PBを

冷蔵庫に放り込む。つぎに茶紙袋に入った夕食用創作鍋具材の、中身はおおー、

四角いお盆上段は見るからに高級なピンク白の①飛騨牛霜降り(喜んでいる場

合でない、すぐに冷蔵しなくては)を冷蔵庫に入れ、お盆下段の②キノコ野菜

類を入れ、大容量③茶液体真空パックビニール袋(鍋つゆ)を入れ、④小黄液

体真空パックビニール袋(お茶)の4点を冷蔵庫に収めた。あと、⑤お米真空

パックビニール1合が2袋、⑥乾燥麺1束真空パックビニールをダイニングテ

ーブルに置いて茶紙袋に入っていた夕食創作鍋セットの具材は(お米2袋含

め)計7点だ。

持参したお酒やマイグラスを

 さて、つぎに持参した「山崎ウイスキー」、「白川村」純米大吟醸、「結心

(ゆいごころ)」純米大吟醸、ほうじ茶PB、おつまみ、(容器類は洗い)

マイグラス、マイ青カップ、マイおちょこ2、ラジオ、小説『星を継ぐもの』

著者ジェイムズ・P・ホーガン、プラスプーン2をダイニングテーブルに置い

た。あと、別荘備え付けのキッチンペーパー、ハサミを取り出して置いた。さ

て、荷ほどきはこれでひとまず安心だ。ここで、室内空気は冷たくなく寒くな

いと気づいた。ここで、スポーツドリンク飲んでようやく一服だ、ふぅ~。さ

て、LDK左に襖(ふすま)を開けると和室はあるが洋風白壁別荘に和室は相

応しくないと思って閉めておいた。さて、LDKの床置き暖房機はONにして

いないのに何やら金属音がするが気にしない。


炊飯準備をしてから

 おっといけない。ここで、先に炊飯準備をしなくては。炊飯器の内釜を洗い

釜下外側をキッチンペーパーで拭き炊飯器に戻す。お米真空パックビニール袋

2つのうち1つ(1合)を開封。内釜にお米を入れ水を入れ(お米をかき混ぜ

ても濁らなかったのでその間々)浸す。この炊飯器には炊飯メニューがあるの

で、どれどれメニューモード選択し、おおーこれがどえらいうまく炊けるモー

ドを発見、一番おいしく炊ける「本かまど」モードに設定した。

高原の紅葉景色はどうか

 ここで、ようやくプライベート別荘窓から外の景色を見てみた。青空一部あ

りほとんど白曇り。テラス(ベランダ)に出てみる。鳥さえずりなし、車走行

音なし、民家なし、高原は無音だ。おおー、右手にコテージ白壁がはっきり見

える。これは秋ならでは樹木の葉は落ちて木と枝だけになり隙間からこの季節

11月限定コテージ(別荘)12棟の白壁をクッキリ見渡すことができる景色

はとてもおしゃれでかわいい。そして、中央にプールとセンターハウスが見え

る。その奥にホテル上部一部見える。遠景白山は見えない。中景の山は見える。

 今日泊まる別荘は中々ロケーションのいい別荘だ。さて、すぐにでもお酒を

呑みたいがこれから車でホテルの温泉に行くので控える。カバンからいつもの

手ぬぐい着替えを出しコンビニ袋に入れる。おっと、今まで荘川高原リゾート

(ホテル)に6回泊まり6回とも全て浴場にバスタオルを持っていくのを忘れ

ていたので、さすがに今日は別荘備え付けのバスタオルをコンビニ袋に入れた

のである、7回目のセーフ。さて、LDKの床置き暖房機はONにしていない

のに何やら金属音がするのでもしかしたらボイラーに関する音なのかと思った。

 また、外の玄関入口左下でも定期的に「ボー」っと音がするので集中(暖房)

ボイラーの音ではないかと気づきだした。別荘を出る前に炊飯器の「本かまど」

モードの炊飯ONにした、炊飯開始だ。

ホテルの温泉へ

 4:25、別荘を出て車でホテルに向かう。外はまだ明るいのだが白雲だ。

 西に太陽は見えず雲の光の明暗度合いからそろそろ陽は稜線に隠れる頃で、

どうも4:30頃西の稜線に日は陰るようだ。ホテルに着きフロントに声をか

け温泉浴場へ。うむぅ~、心は何かいつもホテルに宿泊した際の気分とは違い

「訪問している」という感じだ。浴場に入り洗う。1人出ていって計1人だ。

 さて、内湯2森林展望露天風呂の方に入る。外はまだ明るく空は白曇り。い

つものことながら夕方「宿で明るい下温泉に入る」のは何よりの贅沢でほんと

しあわせだ。おおー、外はいつもの緑一色じゃないぞ。もう紅葉は終わり頃だ

が、元気のない赤、色あせた黄色、薄オレンジ色は少し残っており、いつも見

る緑一色じゃない紅葉の鮮やかさはないもののこの紅葉の色はいいものだ。多

分、ユーチューブ動画でこのホテル温泉動画を見た秋模様同等の色彩を今見て

体験できてうれしいというか感動だ。風呂上り脱衣所でいつものように自然水

を飲む、うまい、5:15。どうもいい景色といい温泉でしたー。のんびりし

てホテル出発走行5:28。

これぞ時間を気にしないプライベートコテージスタイル

 5:39、コテージ到着、白曇り、外気温11℃。外で何か「ボー」という音

がする。今日泊まる別荘入口左下からの音だ、多分(暖房)ボイラーの音だろ

う、気にしない。LDKのダイニングテーブルの背もたれ付籐(とう)椅子に

腰かけ一服する。はー、温泉はよかった。おっ、ご飯は炊けて保温になってい

る。ところで、室温は何度か不明だが外気温11℃+約5℃=室温約16℃予想だ、

寒くない。コテージで時間に縛られない、時間を気にしないプライベート別荘

スタイルはやはりいいものだ。

なつかしいラジオの音

 ところで、別荘LDKにTVはあるがスマホ連動しないと映らないようでT

Vは見ない。目はとにかく非日常高原の紅葉(の終わり頃)を見ていたいので

ある。ここで、持参した小形ポケットラジオをONにしてAMラジオにする。

 さすがにここではAM受信無理かと思っていたが、選局して何とか入ったの

である。このAMラジオのこもったような音は

なつかしくて聴きたかったので、高原でAMラジオを聴けてうれしいのである。

 わたしにとってこれも云わば昭和レトロである。

夕食創作鍋セット料理

 6:18、外は徐々に暗くなってきた。AMラジオ昭和レトロ音を聴きなが

ら、そろそろ夕食の準備をしよう。夕食時間の決まっていない、これぞ高原の

気ままなプライベートを過ごせるコテージスタイルだ。おっと、その前にこの

時間(高原では、日が暮れてからこの6時頃の時間帯に急に冷え込んでくるの

である)夕方急に寒くなってきたので、LDKの床置き暖房機を付け「強

(風)」にする。えっ、すぐに温風が出てきた、これは温かい。ところで、寝

室の床置き暖房機はONにしていないのに何やら金属音がするので、ここでよ

うやく各部屋集中暖房システム方式に気づいたのであった。さて、LDKの白

両扉を開けると流し台と電磁調理器が現れるので備え付けの深鍋を出して洗い、

じつはカセットガスコンロはあるが室内空気の汚れるのはいやなので使うのは

やめて深鍋を電磁調理器に置く。電磁調理器上の天井換気扇をONにした。冷

蔵庫から大容量茶液体真空パックビニール袋(鍋のつゆ)を出してハサミで上

部角の方を少し切りビニール袋の持つ位置に注意してつゆをこぼさない様にゆ

っくり深鍋に注ぐ、こぼれずセーフ。電磁調理器電源をON押し、調理開始O

Nを押し火力は最大の1つ下の5にする。約20分ほどしてグツグツしてきた

のでつぎに冷蔵庫からキノコ野菜類、ほうれん草、しめじ、しいたけ、えのき、

玉ねぎ、そしてこの紅葉の季節ならではの気のきいた演出創作野菜赤もみじ、

創作野菜黄イチョウ、創作野菜オレンジいちょう、(ネギはしめ麺用に入れず

残した)を取り出して深鍋に入れフタをした。

 この間にテーブル準備を。お箸。コロナ影響で紙食器コップしかないと思っ

ていたら、なんと陶器お茶碗が2つだけあるではないか。うむぅ~、今日の鍋

具材を紙皿で食べるとふやけて紙皿の形が崩れてつゆがこぼれるので、鍋具材

の方は陶器お茶碗を使うことにしよう、用意する。ご飯は紙皿を使おう、用意

する。グツグツしてきたので火力を下げ3にした。ここで、冷蔵庫から取り出

してサランラップを外し、どう見ても高級なピンクと白のまこと鮮やかな飛騨

牛霜降りをダイニングテーブルに置く。さて、この高級飛騨牛を茹で過ぎると

硬くなり台無しになるのでここから時間との勝負である。火力3の間々、飛騨

牛霜降りを鍋に一気に投入しフタをして2分の勝負だ。

 この間にお酒の用意を。マイグラスに山崎ウイスキーをほんの少しだけ注ぎ、

水を入れ、持参した氷を入れる。「白川村」純米大吟醸を振って中おちょこに

ほんの少しだけ注ぐ。「結心(ゆいごころ)」純米大吟醸を振って小おちょこ

にほんの少しだけ注ぐ。ここで、炊飯器のフタを開け、おお~これは次元の違

うものすごくいい香りだ、この上等のお米はタダ者ではないと思った、おそる

べし。ご飯を紙皿によそう。これでテーブル支度はできた。さて、2分過ぎて

調理開始ボタンをOFFにして調理終わり。牛肉はどうだろうか。鍋手袋は1

つしかないのでもう一方はタオルを使い深鍋をダイニングテーブルへ。

結心純米大吟醸の味

7:03、外はもう暗くなっていた。LDKはムードある電球色の非日常の雰

囲気だ。電球色の薄暗い灯りだが気にしない。乾杯頂きまーす。うむぅ~、L

DKはあつくなったので床置き暖房機を強から「弱(風)」にした。「結心」

純米大吟醸を呑むというか口に含む、うむぅ~、2022年3月製造から1年

半以上も経っているので冷蔵庫に保管していたとはいえ味はもう辛口は薄れ気

の抜けた味になっていた。このお酒は2022年5月に白川村の旅館に泊まっ

た際にもらったお酒で、透明ガラスに入った「結心(ゆいごころ)」純米大吟

醸アルコール分16℃、ひだほまれ100%使用、200mL、製造2022

年3月、岐阜県飛騨市古川町、創業1704年白真弓醸造元、蒲酒造場、白川

村限定販売とラベルにある。当時、呑んだ際かなりの辛口で酒好きにはたまら

ない強烈な味である。

白川村純米大吟醸CUVEE45の味

 つぎに「白川村」純米大吟醸を口に含む、うむぅ~、2022年4月製造か

ら1年半も経っておりフルーティーさは抜けて水っぽいお酒になっていた。こ

のお酒は2022年5月に道の駅白川郷で買って、黄緑色っぽいガラスに入っ

た「白川村純米大吟醸CUVEE45」アルコール分16度、岐阜県産米使用、720

mL、製造2022年4月、岐阜県飛騨市古川町、渡辺酒造店、白川村限定流

通酒、白川村産米と白川村保木脇の湧き水で仕込み、雪で囲まれた白川郷合掌

造り民家園内の旧御神酒蔵にて氷温熟成。淀みのないクリーンな酒質は、稔の

時を迎え晴天に恵まれた白川村の田園風景を思わせます。風土に培われたモダ

ンな地酒らしさと、普遍的な吟醸酒質が合致した数量限定の極上品です。とラ

ベルにある。白川村産の酒米「山田錦」を使い1200本限定。当時、呑んだ際フ

ルーティーな香りがしてさっぱりして呑みやすかった。このお酒を買った理由

は、ラベルに「白川村保木脇の湧き水で仕込み」とあり、わたしは白川村保木

脇地区で帰雲城現地調査を毎年実施しており、これはもうご縁というか保木脇

でお世話になっているお礼を兼ねて購入したのであった。

山崎ウイスキーの味は

 さて、お気に入りの山崎ウイスキーを。琥珀色をと言いたいが薄め過ぎて薄

黄色をカランコロンとさせて口に含む、うむぅ~薄すぎてシャビシャビだ。今

日は、夕食の方を楽しみたいのでお酒は呑むのではなく口に含むだけにする。

飛騨牛ときのこ鍋

 まず、陶器お茶碗に入れたきのこから食べる、歯ごたえがありうまい。この

鍋なぜか白菜は入っていない。さーお肉は。おおー、硬くない、うまい、霜降

りこれは上品でおいしい、もう1つ、美味ですー。さー、ご飯は、香りがとに

かくよくてうまい。さて、つゆ(出汁)を飲んでみる。あれっ、カツオだしの

味がしない。更に飲んでみる、つゆの香り味がしない。わたしは「味の凡人」

なのでつゆの味は分からないのであろう。結局、鍋つゆは和風つゆか、洋風味

か不明だった。さて、鍋つゆは濃くもなく、薄くもなく丁度よくお肉、野菜に

馴染みおいしい。夕食と会話をゆっくり楽しんだので、満腹になりシメのネギ

と麺は残した。

紙皿ご飯は失敗

 ここで紙皿に盛ったご飯だが、紙皿にご飯つぶがほとんどクッついて1粒1

粒取るのにかなりの時間がかかってしまいこれは大失敗だったので、ご飯は陶

器お茶碗に盛るのがよいと気づいたのであった、反省。

 創作鍋とご飯の量は、満腹でまー丁度よい量だ。高原のプライベート別荘ラ

イフでマイグラス、マイおちょこでお酒を飲めるのは至福のひと時だ。はー、

贅沢な飛騨牛ときのこ鍋ごちそう様でした、LDKは暖房により心地よい室

温だ、8:10。


3.コテージ外観

 さて、一服してここでようやく趣味というか、つい目のいってしまう高原の

別荘外観を見てみよう。(わたしは元家電屋で電化製品、電気、配線に精通し

ていて、大工さんと10年ほど一緒に仕事して外装室内に少し詳しいので電気

や内装についてかなり専門的な内容を述べますがお許し頂きたいと思います)

各コテージ内装備品は同じではないと思うので、わたしの泊まるコテージは

「スタンダードコテージ」プランで、まず外観は白壁これがお洒落でかわいい

のである。H型えんとつ2あり、テラスあり、テラス木製白手すり下X型、寝

室出窓、道路から玄関までの階段足元茶色少し古さあり、玄関上専用屋根、玄

関木製白手すり下X型、玄関ドア左ガラス窓がありバブル期の豪華でおしゃれ

な洋風別荘の建物なのである。特筆すきは、「木製白手すり下X型」は別世界

富裕層の別荘を思わせる。また、見過ごしてしまいそうだが「玄関ドア左ガラ

ス窓」は、よく見ると今ではお目にかかれないバブル期の特長である。

カードキーの別荘

ところで、玄関カギは近年であろうなんと別荘(コテージ)にカードキーを採

用している、おそるべし高原コテージ。斜面に建つ床下は鉄骨だ。標高100

0m別荘ということもあり朝晩冷え込む時が多かろう。

バブル期の内装特長

 つぎに内装だが、各コテージ内装備品は同じではないと思うので、わたしの

泊まるコテージは「スタンダードコテージ」プランの白壁コテージで、昭和バ

ブル期の30年前と古いコテージだが、どうも内装一部は新しく改装している

ようだ。それでも所々に昭和レトロが残っているので懐かしいのである。(今

回、内装細部をほとんど見ていないのでかなり中略)内玄関に入り上がると廊

下に通じる今時ない、なんと「もう1つの内玄関白ドア」があり高さは1.8

mではなくなんとドア高さ2mである。さて、内玄関白ドアを開け廊下出てす

ぐの右白ドア(片袖扉)はバブル期流行の現在お目にかかることのできない特

徴的な白ドア(片袖扉)で開けるとLDKだ。LDKで驚くのはとある白両開

き扉を開けると左流し台、右に電磁調理器が現れることで、流し台という日常

品を見せない非日常演出の白両開き扉を私はとても気に入ったのである。LD

K左に襖(ふすま)和室1あり(ふとん2あり)。寝室Aベッド2あり、寝室

Bバストイレベッド2あり。どうも計6人泊まれるようだ。古きを懐かしむと

いうか、わたしは30年スパンを一周してこの「昭和バブルレトロ別荘」を見

たかったのであった。窓枠やサッシ、縁廻り、ドアの白や外観内装とも、どう

も白基調ベースの洋風白コテージはおしゃれでかわいいことからわたしはお気

に入りなのである。

バブル期の豪華ドア枠

おおー、よく見ると天井白廻り縁波状断面は豪華で、各白ドア枠も波状断面の

豪華でバブル期いけいけ当時の豪華さが残っているではないか、これはいい。

本物の白熱電球

LDKのTVについて、あるが地上波は映らないそうで、壁のTV用端子はあ

るがTV配線のないことから映らないのでTVを付けなかった、と言うかこの

荘川高原リゾートではいつもTVを付けず「非日常スタイル」で居るのである。

 今回、持参したのはラジオである。さて、コロナの影響で食器棚に茶碗、

皿、ガラスコップや陶器食器類はほとんどなく、あるのは陶器のお茶碗2つだ。

(紙コップ、紙皿は備え付けあり)流し台に食器用洗剤あり、食器洗いスポン

ジがある。さて、寝室ベッド枕元灯卓上ランプ(白熱電球)は電球で本物白熱

電球レトロを見ることができた。

流し台を閉まってある非日常はいい

 さて、このスタンダードコテージのLDKは電子レンジ、炊飯器、オーブン

トースターは家具の上にありむき出しだ。あと、カセットガスコンロ、深型鍋

(フライパン兼深鍋)は、家具内に全部閉まってあるのがよく、日常品をなる

べく見せない非日常コテージライフをわたしは気に入っているのである。「非

日常・シンプル」がいい。

LDK

 さて、LDKに見えるのは床置き暖房機、TV、1ドア冷蔵庫、電子レン

ジ、炊飯器、オーブントースター、電気ポット(ティファール)、(クロー

ゼットに卓上扇風機あり)、カセットガスコンロ、ダイニングテーブル、籐

(とう)椅子、化粧台、家具、ソファー台2、ティッシュ、プラBOX1(箸、

紙皿、紙コップ、包丁、チャッカマン、キッチンペーパー、しゃもじ、お米計

量カップ、はさみ、他)、ゴミ箱(45L分別)3がある。ゴミはかなり多く

出るので大きなゴミ箱は日常感ありありだがこれだけは助かる。あと、大きな

花瓶型卓上ランプ2あり。LDKに家電は目につくがそれでもごちゃごちゃ物

を置いていない「非日常・シンプル」備品のみでほんとわたしには合っている

のである。また、流し台は日常現実感ありありで目に付く所に見たくないので

白両開き扉に隠してある非日常がいいのである。籐椅子は決して安価でないが

30年前のバブルレトロを感じる。

和室の良さ

さて、翌日の朝のことになるがLDK左の襖(ふすま)を開けると畳(琉球畳

風)に木の柱、障子内窓の和室がある。洋風白壁別荘に和室は相応しくないと

思っていたが、畳で昼寝、うたた寝、また座椅子があるので腰かけ窓から景色

を楽しむことができると気づき別荘の和室もわるくないと知ったのであった。

テラス

 テラス(ベランダ)は北方面(正確には北西)と西方面(正確には西南)の

L字型テラスになっていてアウトドアテーブルイスがある。「木製のこの白い

手すり下X型」はバブル期豪華リゾート別荘の今となっては数少ない特長で、

これを現在はもう中々お目にかかることはできないデザイン白手すりだと思う。

 テラスにガスバーベキューグリル(別料金)があり、炭火と違いガスグリル

は火力調整できることで、弱火にしてお焦げを最少に防げることだ。このテラ

スからの眺めは、北方向(正確には北西)に白山連峰とホテル上部、龍神池

(調整池)、西方向に稜線、東方向に稜線、右下にコテージ群12棟が見える

景色のテラスだ。

おしゃれなコテージ

 令和の時代、全国にもうバブル期のこの白壁コテージ建物はほとんど残って

いないと思うが、テラス右下に見えるコテージ群は白壁が多く、とにかく白壁

コテージはおしゃれな洋風建築でかわいい。

寝室A

 さて、廊下手前右の寝室Aにはベッド2あり、窓1あり、白出窓1あり、出

窓に白格子窓あり(この白格子窓がとてもおしゃれ)、(略)卓上ランプあり、

暖房機あり。寝る時、すぐベッドで横になれるのはいい。

寝室B(バスユニット付)

 つぎに、廊下奥左にある寝室Bにはベッド2あり、窓1あり、白出窓1あり、

出窓に白格子窓あり(この白格子窓がとてもおしゃれ)、(略)卓上ランプあ

り、暖房機あり、なんと(バス、トイレ)バスユニットあり少し古きを感じる

のがいい。こちらがゲストルームなのか。さて、出窓室内白格子は豪華別荘の

雰囲気がありいい。寝る時、すぐベッドで横になれるのはいいのである。

トイレ

上下スライド窓あり、温水便座。入室時、トイレ窓は少しだけ開けてあった。

洗面所

 洗濯機あり、洗面台あり、鏡あり。じつは、わたしはコテージ動画を見てと

ても気に入ったのは何よりもこのコテージの洗面台で、横広長方形白洗面はさ

すがに時代を感じるが、住宅で見かける一般的な洗面台は置いておらずここで

は日常生活をなるべく感じさせない、洗面下黒角フレーム台と、鏡黒角フレー

ムは非日常を配慮した洗面台デザインをわたしの一番の「非日常・シンプル」

お気に入りなのである。

脱衣所

 洗面脱衣所ではなく、洗面所と浴室の間に「専用脱衣場」があり、ゲストと

過ごすバブル期別荘をうかがい知れるのである。

浴室

 足を伸ばして入れる浴槽、シャワーあり、窓あり。30年経っているので新

しくはないが、それほど古さを感じない当時のデザイン、タイルである。(結

局、別荘のお風呂には入らなかったが、次回泊まった際入ってみたいものだ)

 床をよく見ていなかったので分からなかった。

そのほか

 さて、今回は各室をなぜかパッと見ただけで、細部を見なかったのであっ

た。ドアノブ、ヒンジ(ちょうつがい)は興味深いヶ所であったが、じっくり

見ている余裕はなかった。

昭和バブルレトロコテージ

 さて、標高1000mにある荘川高原リゾートのコテージは昭和の終わりか

ら平成に建てられた日本でも屈指の1戸建てコテージ数22棟はバブル期の1

ランク上の洋風コテージ建築は印象的な特長で、わたしの泊まるコテージは和

室があり、3LDKである。高級な物はないようだが、バブル期の豪華な建物

コテージが特長で、昭和後期の古き懐かしいバブル期内装建材を使っており、

このコテージで30年スパンの1サイクルという「昭和バブルレトロ」を見な

がらプライベートコテージスタイルを過ごしたかったのである。

夜の高原の灯りの温もり

 さて、LDKで付けっぱなしにしたAMラジオのこもったような音をBGM

がわりにして背もたれ付籐(とう)椅子に腰かけ、室内の白窓枠、白扉の白系

のおしゃれな室内をなぜかお気に入りで、夜の高原の窓ガラスの黒(暗闇)を

見ている。窓に近づくと高原は電灯1つない真っ暗闇ではなく、ホテルテラス

前樹木ライトUPの白っぽい灯りが漏れるのと、小川沿いの常夜灯(電球色)

と、各コテージ前の常夜灯(電球色)の電球色の灯りが所々見えて温もりを感

じホッとするのである。おっ、あとセンターハウス前の常夜灯の灯りもあるよ

うだ。やはり、夜の高原に電球色の温もりある灯りというのはいいものだ。そ

して、テラスに出て同じ光景を今度は肌で感じてみる、空気は冷たく少し寒い、

室内に戻る。また、「背もたれ付籐(とう)椅子に腰かけ→窓に近づき→テラ

スに出る」というのを何回も何回も繰り返す。テラスにカメムシ1いた。わた

しは夜の高原を見て何を感じたいのであろう。夜の高原を見て何を感じたので

あろうか。いつもこの高原(ホテル・コテージ)に滞在してテラスに何回も出

て自然を肌で感じ物思いにふけりたいのである。いやテラスで何も考えていな

いのかもしれない。

 じつは、旅先で何もしない時間の贅沢さをわたしは知っている。

小説『星を継ぐもの』

さて、小説『星を継ぐもの』著者ジェイムズ・P・ホーガンを読もう。この小

説は、月面で発見された5万年前の真紅の宇宙服の死体。そして、木星の衛星

ガニメデで地球外宇宙船の残骸が発見されるというSF小説だ。

星空は

 テラスに何回も出て雲間から星の見えるのを待っているが、うむぅ~見えな

い。ようやくこの時が訪れた。雲間から「Wの5つの星」が薄っすら。カシオ

ペヤ座だ、ラッキー。くっきり見える星座とはいかないが、荘川高原リゾート

(ホテル・コテージ)で初めて星を見たのであった、ありがとうー。ここで、

LDKは熱くなったので弱(風)にしてあった暖房をOFFにした。さて、デ

ザートを食べる。AMラジオをOFFにした。顔を洗う。寝室Bへ、室内空気

は冷たくなく寒くない、11:00、カーテンを閉め寝る。(寝室Bの暖房は

付けなかった)

 

4.雨の高原の朝

 11月10日(金)、AM6:00起き、小雨、小鳥数羽さえずりあり、思

ったより寒くない、外気温10℃。晴れた日の翌朝は、曇り雨と比べ5℃の差

は出るので、外気温10℃-5℃=本当は外気温5℃と冬の凍える寒さのはずが、

今日は小雨とあって外気温10℃は凍えるほど寒くないのである。先にLDK

の暖房強(風)ONにする。顔洗う。着替え。やはりすぐにテラスに出るクセ

で、小雨の高原は霧、やはり朝の高原の空気・空間を肌でも感じてみたいので

ある。小雨でも高原朝の空気はやはり清々しくていいのである。晴れの日でも

高原の朝は霧だろう。(季節によるが晴れの日の高原は朝霧が出ていて今日は

曇りか雨かと勘違いするが、じつはAM9:00頃からようやく晴れてくるの

である)LDKでコーヒーを飲み標高1000m高原の小雨白雲を見て何もせ

ずただのんびりする、この朝の高原プライベート別荘で何もしない時間がまた

いいのである。


朝食テイクアウト

 7:20、ホテルフロントで大きな手さげ茶紙袋1つ(2人分)の朝食を受

け取り液体こぼれない様に平行にして持ち車床に置く。雨は本降りになったの

でホテルスタッフは親切にホテルの傘を貸して下さった。別荘戻り、7:40。

 AMラジオをONにする。茶紙袋からまず飲料ホルダーダンボールに入った

ホットコーヒー紙コップ(6分目)、オレンジジュース紙コップ(6分目)、

シュガー、粉ミルク、スプーンを取り出し、つぎにパンを取り上げ朝食パック

を取り出す。食後にとホットコーヒーにシュガー、粉ミルクを入れてかき混ぜ

ておく。急いで食べる必要はない。

高原別荘の朝食

 8:03、朝食、いただきまーす。まず、オレンジジュースを。つぎに朝食

(ブレックファースト)パックを開けると、おおーソーセージ、手羽先、サラ

ダ、半熟たまご、ヨーグルト、ドレッシング小袋、トマトケチャップ小袋が収

まっているではないか。こじんまりしているが華やかな朝食パックだ。さて、

日本ではあまり出回っていないフランス産イズニーバター使用のクロワッサン

(1人計2コあり)を食べる、まーうまい。サラダにドレッシング、ソーセー

ジにケチャップをかけ食べる、まーうまい。暖房しておいた暖かいLDK。

 高原の朝、別荘の朝食はなぜかうまいのである。全体量はというと、少し量

は少ないように見えるがわたしにはイズニーバタークロワッサン2コ、朝食パ

ック、オレンジを飲み丁度よい量だった。オレンジ、コーヒーは紙コップ6分

目の量で、もしこれが8分目だとお腹一杯で苦しくなるだろうからこの6分目

の量はよかった。8:32、ごちそう様でした。食後のコーヒーを飲む。

和室の良さに気づかなかった

ここで、プライベートな洋風白壁別荘に和室は相応しくないと思っていたが、

LDK左の和室を見てみた。使っていないので寒い。和室窓からの景色はいい。

 座椅子があり腰掛けることができる、これはいいと思い和室の暖房をON

(強風)にしてLDKの間にある襖(ふすま)を開け開放した。うむぅ~、昨

日この和室の魅力に気づいていれば使用したのに、遅い。さて、和室の暖まっ

たところで座椅子に腰掛け窓から高原の朝の景色を眺める、これは別荘に和室

もいいものだと気づいた。ここで、荷造りをしてから、和室、LDKでまたの

んびりする。またテラスに出るあらっ、雨は小雨になったものの、また本降り

になってきた。

別荘の謎

①壁の厚さ

 ここで、寝室Bにて忘れ物はないか見ていると、ふと窓の方を見ると白窓枠

の柱の幅が異常に分厚いのを発見した。あれ~?何かおかしいぞ。外壁と内壁

の間の厚さはどうだろうか、約15cm以上ある。これほど分厚いのは何かお

かしいと思った。あと、洗面所、他に忘れ物なしOK。LDKでくつろぎ外壁

と内壁の間の異常な分厚さについて考えてみた。うむぅ~、これは①斜面に建

つコテージ下地鉄骨強度の面から鉄骨直径柱を太くしたので自ずと外壁内壁は

分厚くなったのか、②バブル期の建物木柱直径は太かった、のどちらかではな

いかと推測した。(コテージ断熱は、入室直後の室温の感じと、暖房をOFF

してからの急な冷え込みはないことから断熱密閉性はかなり高いことを感じら

れた)

②暖房集中一括管理ボイラーの音

 別荘の外で定期的なボイラーなような音と、室内各床置き暖房機からの金属

音について、じつはここにある各別荘の地下にはブロックで囲んでいる一角が

あるのを確認しており、また各別荘にプロパンガス(LPガス)2本あるのを

確認しており、地下室には「暖房用集中ボイラー機」と「給湯器」が設置して

あり地下ブロック内で一括管理しておりこのことからH型煙突は2つあるとい

う理由がひも解けるのである。(専門的な話で申しわけないですが)地下ボイ

ラーでは液体をある温度まで熱くするとボイラー(音)は停止して、配管内の

温度が少し下がるとまたボイラーが点火して一定温度(高温)まで上がると停

止を繰り返していて、各部屋(4部屋の床置き暖房機)に高温液体を(送り・

戻り)循環して暖房をONしてすぐに温風の出る理由もひも解けるのである。

 ボイラーの液体は普通の水では送り・戻りの配管内は錆びて腐食するので特

殊な不凍液を使って配管内を錆びないようにしており、設置時に配管内に空気

が入っているのでエアー抜きをして配管内を液体(不凍液)のみにしているの

である。ボイラー本体の消費電力は知らないが、床置き暖房機のファンモータ

ー消費電力は125W程度である。これとは別に「給湯器」のお湯は浴槽、洗

面所に給湯されるのである。

持ち帰る食品

夕食シメに食べるはずだった麺は残ったので真空パック乾燥麺1束は持ち帰り

食べよう。(後日、持ち帰った乾麺1束を茹で家にうどんスープしかなかった

ので食べて量は1人前用でラーメン用の麺のようだった)

食べた物はその間々に

 さて、食べた物だが、夕食のネギは残ってしまい持参したビニール袋に入れ

密閉チャックしてゴミ箱に入れた。朝食パックはフタを閉めテーブルに置いた。

 紙コップは洗ってからゴミ箱に捨てた。お盆は洗ってテーブルに置いた。深

鍋は洗って流しに置いた。おたまは、洗って流しに置いた。使用する方のマナ

ーとして洗った物はその間々でテーブルに置き、備え付け箱に戻さず使用・未

使用を明確に分かるようにするのは使用する方の当たり前のマナーであろう。

 荷物を車に移動、おしゃれな白壁別荘に泊まることができありがとうござい

ました。別荘出発

 9:10、コテージ出発、雨、風あり、外気温11℃。9:16、ホテルフ

ロントでコテージカードキー2枚とお借りした傘を返して、お世話になりまし

た、9:21出発。

道の駅桜の郷荘川

 9:31、道の駅荘川にてお土産ご飯のお供を買う。出発、9:40、帰路。


5.おわりに

 今回、標高1000m荘川高原リゾートのコテージ(貸別荘)に2回目泊ま

ったので、チェックインの手続きや別荘ライフの事情はよく知っており、プラ

イベートコテージスタイルをやりたいと思っていたことをまたもやして楽しみ

過ごしたのである。


紅葉は11月3日頃か

 今回、11月9日別荘泊りで今年の紅葉見頃はもう終わり頃だった。しかし、

それでも普段山の緑一色は、元気のない赤、色あせた黄色、薄オレンジ色は少

し残っており、紅葉の鮮やかさはないもののこの紅葉の終わり頃の色を見るこ

とができよかった。白川郷の紅葉は10月下旬から11月10日頃までのよう

で、その年にもよるが紅葉見頃は11月3日頃前後と記憶しておこう。(11

月3日頃前後、ホテルの夕食会場窓から夜の鮮やかな紅葉ライトUPを見てみ

たいと思った)

おしゃれな白壁コテージ

今回は、おしゃれな白壁コテージに泊まることができよかった。また、和室も

あり過ごしやすい和室空間であることを知ったのであった。

高原でまた1つ夢は叶った

 今回、鮮やかな紅葉を別荘から見ることはできなかったが、①LDKのテー

ブルに洋酒と日本酒というお気に入りのお酒計3本を並べてマイグラス、マイ

おちょこで飲むことができ至極幸せで、「高原でまた1つ夢は叶った」のであ

った。また、思いもしなかった②この11月秋ならではの樹木の葉は落ちて木

と枝だけになり隙間からコテージ(別荘)12棟の白壁をクッキリ見ることが

できリッチ(心豊か)な気分になり「高原でまた1つ夢が叶った」のであった。

 ③おしゃれな白壁コテージに泊まれて「高原でまた1つ夢は叶った」のであ

った。

 ④別荘で(AM)ラジオを聴くことが出来て「高原でまた1つ夢が叶った」の

であった。さて、ここ荘川高原リゾートでは、プライベートコテージスタイル

を考え持っていくと「この高原は夢の叶う場所だ」

 ところで、じつは小説『星を継ぐもの』著者ジェイムズ・P・ホーガンを持

っていったが何故か読む時間はなかったのであった。

雨でも朝の高原は別世界

 朝は雨で、霧掛かった高原は雨で濡れて濃厚になった紅葉色はまたきれいで、

高原の朝の空気・空間はやはり味わったことのない別世界のさわやかだった。

 やはり、高原のプライベートなコテージスタイルは病みつきになるし、心は

リッチ(豊かな)な気分で、どうもこの高原は知らぬ間に心を豊か(リッチ)

にしてくれる高原リゾートなのである。

11月にクッキリ現る白壁コテージ

さてこの11月、樹木は葉の落ちた木と枝の間から1ランク上の豪華な1戸建

て洋風建築コテージ22棟の並ぶおしゃれな別荘をクッキリと見ることが出来

これはラッキーだった。

秋の寒い日に泊まれなくて残念

 今回、11月9日別荘に泊まって曇り雨で、外気温11℃で、室温は約16℃

(予想、正確な室温不明)だったので正直さほど寒くなく過ごしやすかったの

であった。それでもPM6:00頃から室内は急に寒くなったので暖房をONにした

のである。仮にもし晴れたら外気温最低0℃、最高1℃であれば、室温は+5℃=

室温約6℃の寒さ体験を出来たのに曇り雨だったので出来ず残念だった。別荘の

暖房は強力なので別に寒くても気にならないのである。ただし、寝る時の空気

は冬の寒さで顔は冷たかろう。

本当の心の豊かさとは

 車走行音なし、民家なしの高原。自然しかない標高1000mの高原。永ら

く忘れていた本当の心の豊かさとは。この高原リゾートの別荘で過ごしてみて

リッチ(豊か)という「本当の心の豊かさ」をこの高原で知り、過ごし滞在し

たのであった。

コテージ22棟が出迎える高原

標高1000mにある荘川高原リゾートでは日本で唯一バブル期の1ランク上

の豪華でリッチな洋風建築一戸建てコテージ22棟が並び、高原で過ごす別世

界のプライベートコテージライフをリッチに心ゆくまで満喫したのであった。

ここで、コテージにある物、ない物、持参する物を紹介しておく。

コテージにある物

 全ての物を記すわけではないのでお許しを。家電一式、深型鍋(フライパン

兼深鍋)、包丁、まな板、紙皿、紙コップ、割り箸、ティッシュ、キッチンペ

ーパー、食器用洗剤、食器洗いスポンジ、チャッカマン、しゃもじ、米計量カ

ップがある。

コテージにない物

 コロナ影響によるガラスコップや皿、茶わん陶器食器類。スプーン、フォー

ク、お茶Tパック、コーヒー等ステック、ビニール袋、サランラップ、アルミ

箔、ふきんはない。

コテージに持参する物

① 寝巻(ジャージ)、②フェイスタオル(手ぬぐい)、③長袖、④更に

1枚羽織る物、⑤クーラーBOX(と黄液体保冷剤)、⑥お茶PB2L(ジュ

ース等飲料)、⑦ビニール袋数枚、⑧バーベキューをするなら更に大きめの紙

皿数枚、⑨サウナ露天風呂に入るなら海水パンツ、⑩LEDライト(懐中電

灯)、⑪本、⑫ラジオ。

そのほか持参する物

他にはスプーン、フォーク、お茶Tパック、コーヒー等ステック、飲料、ふき

ん、ぞうきんである。テーブルを拭く「ふきん」はないので、「ハンドタオル」

を持参するとよいかもしれない。フルーツ、デザート、お菓子、夜お腹が空い

た時用のカップ麺、朝寒い季節飲む温かいカップお味噌汁。トランプ。


6.後日談 高原へのあこがれ

 さて、わたしはなぜ高原にあこがれるのか。なぜ別荘に憧れるのか時系列で

振り返ってみよう。まず、両親の高度経済成長期の昭和時代、親戚は普通に山

の中に別荘を買っていたステイタス昭和後期時代(1980年頃昭和55年頃)だっ

た。我が家の両親は別荘を買わなかったが、その代わり新しい物好きで、車、

家、特に家電(昭和40年代、1965年頃、白黒TV、ナショナル1ドア冷蔵庫、

東芝全自動洗濯機、ナショナル炊飯器、ビクター真空管4本脚ステレオ、三相

200Vエアコン(冷暖房)、SONYトランジスタラジオ、SONYカセットレコー

ダー、後にビクター4本脚コンソール型木目カラーTV)を早くに買って家に

あった。わたしは自宅に色々な家電のあるのは普通だと思っていた。(もしか

して、この頃からもうすでに家電に興味があったのかもしれない)

6-1.TVドラマ「高原へいらっしゃい」1976

 まず、わたしの最初の高原の印象はこれだ。1976年昭和51年放送TVドラマ

「高原へいらっしゃい」だ。高原へいらっしゃいを観た印象は、八ヶ岳高原の

八ヶ岳高原ホテル(八ヶ岳高原ヒュッテ、旧尾張徳川邸)、高原のホテルで、

ホテルマンのかっこよさ、特に高原シーン、建物白壁、柱ペンキ茶色(ブラウ

ン、えび茶色、チョコレート色)、中でも手すり細工などが印象に残ったので

ある。

6-2.伊藤さやか「テレパシー」高原の朝1983

 さて、歌手伊藤さやかの「テレパシー」(1983年昭和58年)という曲に高原

の歌詞が登場し、高原っていいなと思った。歌詞一部「窓の外霧が流れてる高

原の朝はミルク色ドアを開け裸足でテラスから1人きり庭に降りてみる濡れた

草のじゅうたん野イチゴの花。耳もとで小鳥が歌い出し高原の朝が晴れてゆく

白く光る山なみ遠い青空」この曲で高原のイメージが湧き高原にあこがれたの

である。


6-3.「ひるがの高原」車中泊1991

 さて、次に登場するのは「ひるがの高原」(岐阜県郡上市高鷲町ひるがの)

で、1991年頃平成3年頃の8月お盆に石川県2泊3日旅行(1泊目夜中千里浜仮

眠、輪島、禄剛埼灯台、2泊目山伏山林間野営場テント泊)した際、帰り道長

距離走行し無理に自宅へ帰ることもないと思いそうだ、憧れのひるがの高原

(標高863m)で仮眠したら夜暑くないかもしれないと思いひるがの高原のあぜ

道で夜仮眠、外気温19℃、涼しかった記憶だ。この時、もちろん伊藤さやかの

「テレパシー」の曲のカセットテープをカーステで聴いた。この時、思ったの

は夏暑い夜でも高原は涼しいことを知った。


6-4.別荘「みぼろ山荘」2001

 わたしは2000年平成12年から白川郷にあった帰雲城(かえりくもじょう)調

査会(調査会とここでは呼ぶ)に入り調査研究を始めた。白川郷に調査会会員

が集う場所はないか探していると調査会N会員は白川村に数年間使っていない

別荘があるので使ってもよいと申し出た。N会員の御厚意により別荘を使わせ

て頂くことになった。この別荘を我々は「みぼろ山荘」(標高636m、白川村牧

字中川原)と呼ぶことにした。(下記、活動記録から)

みぼろ山荘開き 始めて中に入る

 2001年平成13年9月15日(祝、土)曇り雨18℃朝、みぼろ山荘に我々調査会

会員初めて突入、2階建てでかい別荘だ。数年間使っていなかったみぼろ山荘

にて人が住めるよう準備を始める。まずは勝手口までの草刈りを手刈りする、

汗まみれになるあつー。水道メーターの元栓を開くが水の出がわるい。2階の

寝る部屋(飛騨の間)を掃除。食堂を拭き掃除。食器洗い。トイレ掃除。廊下

掃除などを行う。冷蔵庫も何とか冷えている。夕方水道なおる。電気はきてい

ないのでランタンと懐中電灯で灯りとり。ガスはカセットガスコンロを使用す

る。食堂は戸板が外してなくて暗いので、明かりの入るロビーにつくえいすを

持ってPM4:00から乾杯夕食。文明のないランタンの灯りの中で過ごすの

も、なんか新鮮である。きゅうり、ソーセージ、とうふ、柿ピー、缶詰。O会

員が持ってきた落花生ゆで、アスパラ、さといもしょうがじょうゆ、うまーい。

 電気(電灯)のないという貴重な文明から離れた時間を味わい楽しむ。PM

11:00お開き、寝る。(電気なし、水道OK、カセットガス使用)

 9月16日(日)、昼過ぎに電気は開通して、室内は明るくなった。一夜限りの

原始の生活から電気文明に戻る。3:30帰路。(電気開通OK、水道OK、カセ

ットガス使用)

 10月13日(土)、調査会会員皆さん集まり白川村保木脇字返り雲山にある仮

称3つの丸円場所を測量。測量班は10:00ごろ2台の車で出発。2名は昼

食の支度、おにぎり11。熱いお茶は?、電気ポットにお湯を入れて走る11

:30ごろ。弓ケ洞砂防堤から歩く。電気ポットを持って第2鉄塔から斜面を

登る。草木が高く生い茂って歩きづらいと思ったが、そうでもなかった。測量

中のみなさん発見、ちょうどいい時間、昼食。おにぎり2、たくわん2、熱い

お茶を注ぐ。昼からも測量、気になる丸円に案内してもらう。計10名。そこ

だけ平ら、ゆずり葉がかたまってある12×12、57中央円。今日のこの場

所の測量は終わり、下山。T会員とわたしは一足先にみぼろ山荘へ向かって夕

食の用意を、と山荘に入る所でもたもたする車が。この車はM会員だ。またい

い具合で出くわしたものだ。中まで誘導する、3:15。つくえを片づけて、厨房

にて準備。焼き肉の用意OK、5:00バーベキュー、コンロに火を入れてお肉の

せ、焼けた所でS副会長の挨拶、かんぱい、みなさん食べ、でき上がりながら、

M会員の古き為になるお話しを聞く。午前様ぐらいにお開き。

 それからというもの、帰雲城現地調査の際に前日泊まり、当日泊まり帰雲城

史料を持ち寄り皆さんと帰雲城のロマンを熱く語り大人の秘密基地、前線基地

として至福の時を過ごし別荘ライフという時間を気にせず過ごさせて頂いたの

である。このみぼろ山荘では、ご厚意により2001年~2009年まで何回

(延べ30回以上)も利用させてもらって「別荘ライフ」を十二分満喫したの

であった。今振り返ると、みぼろ山荘(別荘)春秋の晴れた昼間は長袖で過ご

し快適であった。しかし、5月上旬でも朝晩は寒いので石油ストーブを付けた

ことがあった。10月上旬晴れた朝晩は寒いので石油ストーブを付けた思い出

がなんとも懐かしい。別荘ライフに感謝。


みぼろ山荘の歴史

 ところで、帰雲城の調査研究をしていると、白川郷の歴史や文化も研究する

必要があり、この中で御母衣ダムも調べることとなり、ここで「みぼろ山荘以

前の姿」を資料や文献、地図、御母衣ダム水没前に住んでいた(現在岐阜市在

住)人を訪ねた聞取り調査した内容結果から白川郷と電力供給急務による国策

である御母衣ダムの歴史を交え、「みぼろ山荘年表史」として紹介したいと思

います。


「みぼろ山荘年表史」

 明治初年まで荘川村大字海上より庄川上流地方を上白川郷と呼び、白川村大

字尾神より庄川下流地方を下白川郷と呼んでいた.

 1925年大正14年、ラジオ放送開始.

 1927年昭和2年2月25日、荘川村の黒谷校下・同26日新渕校下・同27日中

野校下に始めて電燈がついた.然し六厩地区その他一部に会社は言を左右にして

約束を履行しなかった.今までのあん燈やランプなどの照明から便利な電気に変

わる.

 1927年昭和2年6月より荘川で電話加入者が増加し郵便局で電話交換事務が開

始される.

 1934年昭和9年、越美南線北濃駅まで開通する.

 1935年昭和10年頃まで、富山方面から白川村へ搬入する生活物資はボッカ

(歩荷)により城端~鳩谷間50kmの行程を2日もかかり運んでいたという.

ボッカによる物資の移動は昭和10年頃まで続いていたようである.

 1938年昭和13年、荘川村六厩・中野に郵便局が開設された.

 1939年昭和14年~15年にかけても豪雪の年であった。1月29日保木脇を襲

った大雪崩によって16人が圧死した.

 1943年昭和18年、日本本土決戦に備え荘川村新渕の脇洞山頂(新渕城跡)に

監視哨を設け、敵機の来襲を見張った.

 1949年昭和24年末、白川村でほぼ昭和24年末までに全戸点灯となった.一

部の家屋を除く各戸はわずかに10W1個の点灯であったが、これまで灯油ラ

ンプなどの乏しい光による生活を余儀なくされていただけに住民の喜びは格別

であった.

 1950年昭和25年6月、大野郡白川村加須良に外界からの電灯線なし(自家発

電除く)未だ電灯もなければラジオもなし.石油ランプを用いたり、松明を燃し

て照明とした.加須良集落に学校(小学1~中学3まで)あり、先生は集落内

の住職1人で教える.オルガンなし.

 1951年昭和26年8月、日照開拓地、16戸40人が入植して開墾中.

 1952年昭和27年4月、中野小学校に、田下昭夫教論赴任する<この時の中野

小学校の場所は、光輪寺から東南東の庄川のかんこ淵の脇に旧中野小学校があ

った>

 1952年昭和27年春頃、中野小学校増築.荘川村中野で(御母衣)ダム建設の噂

が流れる.

 1952年昭和27年10月18日、日本国総理府告示第237号を以って国策御母衣ダ

ムならびに発電所建設の件公表さる.これが岐阜県庁を通じ飛騨地方事務所、

荘川村役場を経て、地元住民に届くまでには相当の日子が費やされたため、

荘川村白川村住民の不満が高まった.

 1952年昭和27年秋、御母衣ダム建設開始.

 1953年昭和28年、御母衣ダム建設予定地点附近の地質に一部断層帯のあるこ

とがわかり、横坑・竪坑を河底に掘り進めて綿密な調査と研究がされた。その

結果当初予定されたコンクリートダムはS30,05ロックフィル式に変更になる.

 1953年昭和28年、NHKと日本テレビがテレビ放送を開始した.当時勤労者

世帯年収が31万円に対してテレビは19万円と高く一般家庭では買えない高

嶺の花だった.

 1955年昭和30年頃、白川村牧・御母衣・平瀬地区で屋根の上や近くの受信で

きる場所を選んでアンテナを上げ数台のテレビを設置している.

 1955年昭和30年代前半、水田の耕起は、昭和30年代前半まで人力や牛馬で

行っていた.牛や馬に鋤(すき・プラウ)を引かせて耕し、まんがで代かきを

していたが、耕耘機がまたたくまに復及し、牛馬の耕起はみられなくなった.

 1955年昭和30年5月、御母衣ダム支流案等への計画変更の運動を展開するが、

現地の調査所は必死になって他の施工設計変更に踏みきり、ここに新工法とし

ての「ロックフィル式ダム」となった.

 1955年昭和30年5月21日、通産省から御母衣ダム施工が発表される.

 1956年昭和31年、白川村大牧地区の鳩谷発電所が完成した.

 1956年昭和31年3月、御母衣ダム「ロックフィル式ダム」の着工の決意.電源

開発藤井副総裁が地元をたずね死守会の要望の支流案は、調査結果から経済効

果の面で不可能であるから、是非この現計画に協力されたいと、荘川村白川村

地元住民の説得にあたられたが、説明に不満を抱く地元民との対立が激しく両

者明るい兆しも見えず終わる.

 1956年昭和31年、本格的に御母衣ダム工事開始.


 「みぼろ山荘(別荘)の前身は、御母衣ダム建設におけるアメリカのアトキ

ンソン社指導のもと外国人技術者の泊まる洋風山小屋「①2階建宿泊施設」で

あった。この宿泊施設が出来たのは1956年昭和31年頃で、当時専属コックがい

たと聞いている。その後、御母衣ダムが完成すると、この宿泊施設は国鉄に渡

り「②国鉄スキーロッジ」施設として営業して施設前の広い場所は国鉄バス転

回場だった。その後、一般に売りに出され個人4人共同購入してしばらく「③

個人経営スキーロッジ」として営業していた。その後宿泊施設は閉館してしば

らく無人別荘だった時にこの施設を購入した4人共同購入者の1人が調査会N

会員だったわけで我々調査会メンバーが利用させてもらったのである。そして、

2010年平成22年以降に売却され「④建物は取り壊されてさら地」となった。

 さて、建築後約45年も経っている昭和(中期)レトロ「みぼろ山荘(別

荘)」に2001年平成13年9月15日に初めて入った時のことを振り返ってみよう。

 外観は、赤屋根、エントツ、2階白壁、木材補強X型は山小屋の特長、いか

にも別荘という感じである。中に入ると扉デザインは古きを感じ、蝶番(ちょ

うつがい)も今はもう使われていない時代を感じ、通路床は板張り、内装壁は

今までに見たことのない木材(ベニア板の出来る前の木片を圧縮したような壁

板)、洋風水洗便座レバーは横1本棒のかなり古い便座だった。階段手すり下

の木材は、おっ、TVドラマ「高原へいらっしゃい」で見た手すりっぽくカッ

ト細工されていて、色はペンキ茶色(ブラウン、えび茶色、チョコレート色)

でこれぞ別荘というおしゃれなデザインだった。それにしても、1956年昭和31

年頃の充実していない資材で洋風を真似た内装をここまで仕上げたものだと

思った。このみぼろ山荘の別荘は高原へいらっしゃい気分になれたのでものす

ごくうれしかったし、何より白川郷の「別荘で時間を気にせず過ごす」別荘ラ

イフはとても貴重な時間を過ごすことができてほんと楽しい別荘の空間と空気

であった」


(年不詳)巨大な御母衣ダム建設資材運搬にため、輸送を円滑にすべく、越美

南線白鳥駅から牧戸までの所謂百万円道路の補強改修工事をはじめ、牛丸~御

母衣間15キロの国道付替工事には、巨額の費用が投ぜられて、近代的偉容を誇

る舗装道路が完成するに至った.

 1957年昭和32年、御母衣ダム建設に伴い牛丸~御母衣間15キロの付替道路が

行われた.またダムの関係で荘川営林署軌道代替林道尾上郷・六厩川・森茂・

庄川各線合計29キロが完成した.

 1957年昭和32年6月、御母衣ダム本体工事着工となる。以後「幸福の覚書」の

線に沿って交渉が進められる.

 1959年昭和34年9月26日、伊勢湾台風、22:30頃白山上空通過のため暴風雨、

大洪水により荘川村では橋殆んど流失、道路欠潰、交通杜絶。荘川村赤谷地区

の赤谷橋半壊.

 1959年昭和34年11月23日、長かった御母衣ダム建設反対運動に心血を注いだ

住民が、学校の講堂にて最後の別れの宴を開く.この席に高崎元総裁も列席され

た.夕方、最後のお別れ会に出席された高崎氏・檜垣次長・佐々木顧問の3氏が

水没する学校周辺地域を案内してほしいと求められたので、建石会長・若山

芳枝書記・辻田清校長が同伴して案内される.元電源開発総裁高崎達之助氏が、

水没地区の中野を散策されていて、ふと足を止められて、目にされたのが光輪

寺境内の一本老桜だった.照蓮寺にも赴き老桜を目にした。2本の桜の老木<の

ちの荘川桜>を水没から助けたい.湖面の上方に移植させたいと語る.

 1959年昭和34年12月21日、記録保存「御母衣アルバム」について最終的な編集

会議.

 1959年昭和34~1960年昭和35年夏、御母衣ダム水没地域、一部水没地域住民名

古屋

市、美濃市、関市、高山市、岐阜市その他の地方へ縁故を頼って移住した.

 1960年昭和35年、ラジオは昭和初期電灯がついてから逐次聴取率増加してきて

いたが、昭和35年までが最盛で以後テレビの普及に伴い減少となる.

 1960年昭和35年、テレビは荘川村は普通アンテナでは殆んど聴視不可能で、昭

和35年頃より比較的電波の良好な場所を見付け3~4軒で共同アンテナを設置

して画面の不鮮明の状態で聴視していた.昭和35年はじめて新渕に共同受信施

設が設けられた.以後逐次各所に共同受信施設が出来る.テレビ台数調(昭和4

9年現在)総数446台、カラー378台、普通68台.テレビ共同受信施設

組合及所属台数新渕99、黒谷148、牧戸75野々俣67、寺河戸15.

NHKカラーテレビ放送を開始.

 1960年昭和35年9月30日、荘川村中野郵便局御母衣ダム建設により水没のため

廃局.

 1960年昭和35年10月28日、荘川村中野小中学校完全閉校.

 1960年昭和35年10月、御母衣ダム建設が完了した.

  1960年昭和35年秋、秋の収穫が終わるとこれまで未解決だった35戸も補償

がすべて解決して、わがふるさとを後に新天地へと立ち去り、吹きすさぶ風に

取り残された屋敷の石垣や囲炉裏跡の石積みが震えているのみとなった.

 1960年昭和35年11月3日、文化の日に御母衣ダム2本の仮排水路を閉じ、高さ

131m、堰堤上部の長さ405mの巨大なロックフィルダムは、庄川の流れを完全

にせき止めた<牛丸と尾上郷の一部と、岩瀬・赤谷・中野・海上・尾神・福島

の各地区水没し始める>

 1960年昭和35年11月15日、水没する荘川村中野の照蓮寺と光輪寺の2本の

桜(のちの荘川桜)移植作業開始(移植当時照蓮寺の桜は、既に高山市内の

材木商に売却済になっていて、やがて木材として伐採されることになってい

たので、早速これを電源開発が材木商から買い戻した)

 1960年昭和35年12月24日、荘川村海上地内に2本の桜(のちの荘川桜)移

植完了.

 1961年昭和36年1月、御母衣ダム最大出力215000KWの約半分の発電で

営業をはじめる.

 1961年昭和36年4月、移植された桜(荘川桜)に新芽がチラホラとついて

いた.

 1961年昭和36年5月、御母衣ダム雪どけ水による貯水池の満水をまって全出

力で発電を開始した.

 1961年昭和36年5月、照蓮寺から移植した桜の細い芽の先に白い花を付け初め

ていた.光輪寺から移植した桜の枝の先端にも幾本もの小枝の芽が出ていた.ダム

完成後刻々と貯水量が増して満水は日時を待つ.

 1961年昭和36年5月、「水没記念碑」完成.

 1962年昭和37年6月12日、「水没記念碑」除幕式挙行.(水没記念歌碑 詩人・

佐々木信綱作 高崎達之助直筆[すすみゆく 御代のしるしと うもれても 

荘白川の名を とこしえに])出席者約400名、荘川村白川村地域住民・荘川

田下村長・高崎達之助氏・笹部新太郎氏・丹羽政光氏・電源開発藤井副総裁・

幹部役員多数来賓のもと開催される.高崎氏は尚つづけて涙を浮かべ声をつまら

せ次の歌を詠まれた.[ふるさとは 湖底となりつ うつしこし この老桜咲け

 とこしえに] 高崎氏がこの2本の桜を『荘川桜』と命名された.除幕式に住民

が参加したその時、桜の木に巻いた「コモ」を突いて出始める桜の芽の偉大な

力と姿に感涙する.

 1963年昭和38年5月、『荘川桜碑』の除幕式を挙行した.高崎氏は病床に伏し

て出席することができず住民達は残念がる.

 1963年昭和38年秋、校区全域8地域完全水没する.

 1964年昭和39年、東京オリンピック開催.テレビが爆発的に売れた.

 1965年昭和40年頃、昭和40年頃に手押し稲刈り機が入る.

 1966年昭和41年、荘川桜が県の天然記念物に指定される.

 1972年昭和47年5月、御母衣ダム湖畔中野展望台荘川桜下に集う.老若男女こ

ぞって県内外に移住していったふるさと全員の集い.中野校下全住民12年ぶり

の再会.

 1973年昭和48年頃、昭和48年頃から忽ちの内に機械田植えに変わってきた.

そして田植えの時期も5月中旬から下旬までとなり、1ヶ月ほど早く植えるよ

うになった.

 1974年昭和49年、信号機が荘川村牧戸の三叉路で初点滅する.

 1974年昭和49年、荘川村中野にドライブインみぼろ湖を建設する.

 1980年昭和55年12月末~1月にかけ有史以来の記録的な豪雪となった(五六

豪雪)自衛隊が出動.S55 12/30白川村役場の降雪量355cm.S56 1/15には450

cmを記録した.

 1981年昭和56年2月8日、荘川村六厩で日最低気温-25.4℃を記録.

 1995年平成7年12月、白川郷・五箇山の合掌造り集落、世界遺産登録決定.

 1998年平成10年8月15日、埼玉県の飛行場から飛び立ち、大阪府八尾空港へ

向った個人所有の小型飛行機が、白山連峰の別山附近でレーダーから消え、

墜落した可能性が高くなった.高山警察署では白川村平瀬に対策本部を置き、

白山救助隊、警察、消防団、自衛隊が出動して捜索を開始した.連日の雨で

捜索は難航したが、18日に自衛隊ヘリコプターが尾上郷地内、三ノ峰山

附近で墜落している機体を発見し乗員2名の死亡を確認した.しかし、悪天候

が続き遺体収容は20日になった.この事故での出動人員は警察官延301名、

消防団員延237名、ヘリコプターは3機でフライト回数は30回にも及んだ.

 1999年平成11年11月、東海北陸自動車道荘川IC~白鳥IC間開通.

 2000年平成12年、「郡上一揆」のロケが「荘川の里(荘川村新渕)」で行わ

れる.オートキャンプ場が御母衣湖畔で開業する.

 2002年平成14年、「荘川桜」NHKプロジェクトXで放送.

 2005年平成17年、市町村合併により荘川村は高山市荘川町になる.

 2008年平成20年7月、東海北陸自動車道白川郷IC~飛騨清見IC間が開通

する.


 参考文献・聞取り調査

『荘川村史』上巻・下巻・続巻.

 『新編白川村史』上巻・中巻・下巻.

『御母衣ダムと荘白川地方の50年』浜本篤史編者.

『御母衣アルバム』記録保存写真.

『辛夷(こぶし)ふるさと回想 水没前の荘川村』田下昭夫著.1978年昭和53年

11月集録完成.

 他、荘川村中野郵便局長聞取り調査(現在、岐阜市在住).


6-5.TVドラマ「高原へいらっしゃい」2003

 2003年平成15年放送、なんとまた新たにTVドラマ「高原へいらっし

ゃい」を観て、八ヶ岳高原の八ヶ岳高原ホテル(八ヶ岳高原ヒュッテ、旧尾張

徳川邸)のあの建物を見ることができてとても懐かしくまたうれしかったので

あった。

 上記、これらのきっかけがあり高原にあこがれ、別荘に憧れるのであった。


7.2023年荘川高原リゾートを振り返る

 さて、ホテルの方には6回宿泊し、コテージの方に2回泊まり今まで高原リ

ゾート(コテージ・ホテル)に泊まった印象を振り返ってみよう。

コテージの印象

 コテージ(貸別荘)は、1戸建てコテージが高原に22棟あり白壁別荘も多

くおしゃれでかわいいコテージなのである。各棟離れているので何といっても

プライベートな時間を過ごせる「別荘ライフ」で、夕食時間を気にしないとい

う時間に縛られない「コテージスタイル」であった。そして、やりたいことを

考え持って行くとこの「高原で夢は叶う場所」なのである。何といっても高原

の朝の空気・空間のさわやかさは別世界だったのである。コテージはバブル期

の贅沢な建材を使っており華やかさは残っており建物は古いが一部改装してあ

り新しい建物ではないようだが、ここで過ごすひと時はリッチ(豊か)に気分

になれ心安らぐ高原リゾート(静養地)の1つの姿である「非日常・シンプル

・モダン・リッチ」というコテージの印象を感じたのである。高原に朽ちかけ

た建材やゴミはなかった。

ホテルのスタッフ

今まであまり口にしなかったが、コロナ渦中もありホテルスタッフとの会話は

少なかった。しかし、ホテルマンの制服は凛々しくかっこいいと思った(これ

は、TVドラマ高原へいらっしゃいを観たホテルマンへのわたしの憧れだろう)

。スタッフの誰もが言葉を早口で押し進めることなく威圧感ないやわらかい言

葉はホッとしてよかった。

ホテルの温泉

温泉は、①加水なし循環再利用なしの本物の源泉100%かけ流しで、②展望

露天風呂からの四季折々の景色の変色を楽しめ誠に良く、③自然を肌で感じら

れるのがよく、温泉に入りながら見る景色はこれら相対効果により身体と心が、

特に心はリラックスでき、さわやかで何回見ても飽きない自然の景色である。

ホテルの夕食ディナー

①夕食ディナーは美味なのはもちろん、②ジャズBGMのなか、③夜ライトU

Pによる窓からの景色をわたしはものすごくお気に入りで、今頃になってよう

やく気がついたのだがどうも「夕食会場の大人のゴージャスでリッチ(豊かな)

気分」を楽しむことができるディナーテーブルのムードある雰囲気をものすご

く気に入り病みつきになったことに気がついたのであった。(今まで大人の振

る舞いをなるべくしないようにしていたが、わたしはこのホテルで大人になっ

たリッチな雰囲気の姿を楽しんでいるのであろう)


衝撃美味緑ソース

 ここで、どうしても特筆すべきことを述べておこう。このホテルのとある夕

食料理に出されたお肉に付けて食べる緑ソースのことである。この緑ソースは

今まで1度も味わったことない味覚で、どうも生ネギ、油、みりん、しょうゆ

?、他の入ったソースで、わたしは下品にも箸先に緑ソースを付け舐め、何回

も何回も舐めていた、美味だー。なんと舌が戸惑うほどの「衝撃の最高美味だ」

 この緑ソースおそるべし味。病みつきになった。(多分、2度目にこの味に

再開できるのは何年後のことか)

ホテルのテラス

 宿泊し自然を肌で感じたいのでテラスへ何度も何度も(5~6回)出ていた、

わたしのお気に入りの空間である。その他、高原の森はさわやかな気分で散歩

できたのでよかった。

ホテルの印象

 リゾート(静養地)を意識しているのか下界の日常品をなるべく置かず、壁

にポスターをペタペタ貼っておらずケバケバしくなく、物をごちゃごちゃ置い

ておらず非日常を意識しているようでサッパリしているというかシンプルなの

がよい。新しい建物ではないようで、決して高級感はないようだし華やかさも

ないがここで過ごすひと時はリッチ(豊か)に気分になれ心安らぐリゾート

(静養地)の1つの姿である「非日常・シンプル・モダン・リッチ」というホ

テルの印象を感じたのである。心癒されるリゾートと言っておこう。

コテージ・ホテルの印象

 荘川高原リゾート(コテージ・ホテル)の印象は、部屋は電球色で暗かった。

 お土産売場は豪華ではなかった。車走行音なかった。民家なかった。一般人を

見ないほんと静かな高原だった。高原の森は汚くなかった。自然しかなかった。

 日常品をあまり見なかった。この宿ならではの特長あるオリジナルのシンプ

ルな内装はよかった。高級感はなかったが安っぽくはなかった。物質的に何も

ないのに精神的に心はリッチ(豊か)な気分で満たされた。


ここ数年の宿泊パターン

 以前、帰雲城現地調査後安い宿に泊まることができればいいので温泉付民宿

に泊まり①夕方青空の下温泉露天風呂に入り、②夕食食べ、③あとは部屋で寝

るだけで十分よかった。

 さて、毎年恒例(大晦日・元旦)正月ツアー旅行をバス旅行、鉄道旅行をし

て約5万円の豪華な旅行宿で①温泉に入り②夕食鮮やかな食器で料理を楽しみ

③あとは部屋で寝るだけだった。今やどの宿に泊まっても夕食テーブルには献

立表があり色鮮やかな食器に美味しい料理。ラウンジは広く中庭もあるがわた

しの過ごしたい場所ではなかった。お土産売場も広く充実していてお土産を買

った。後日、あの宿で食べた美味しい料理名を言えないという有様。よく思い

出してみると露天風呂からの景色はそんなによくなかった。どうも至れり尽く

せりの豪華な宿に泊まると貧乏性なのか全然「心は休まらない」ようで、わた

しのフィーリング(波長)には合わなかったのをつくづく知ったのであった。

思い上がっていたようで

これまでは、約5万円の宿に泊まるのだからいい宿に泊まれるのは当たり前と

思っていたのだが、毎年恒例正月旅行で宿に泊まることを繰り返すと汚れた宿

あり、何とビジネスホテルに泊まるという経験をしたのであった。古い物はダ

メという考えはない。(むしろレトロでいい)それからというもの、宿に至れ

り尽くせりの満足度100%を期待しないようになったのである。

当たり前だと思うとつまらないので

 とある温泉宿に泊まった際、対応はごく普通だったが心のこもっていない冷

たく感じる喋りだったことはすぐ分かった。宿はきれい。夕食は美味しかった。

 温泉ふつう。窓景色ふつう。対応は不愛想でダメは忘れてこの宿の印象は

「料理の美味しいきれいな宿」とした。


心のゆとりは感性の豊かさに

 今思うと、どうも心に余裕のない日々を過ごしていた頃は宿では今まで川の

せせらぎ、鳥鳴き声など耳に入らなかったが、現在ストレスもなく心にゆとり

が出来て宿に期待しないという肩の荷を下ろしてから感性の豊かさは戻り視界

は広がったので、部屋窓を開けるとえっ鳥のさえずりが聴こえた自分の耳にと

いうか心に戸惑ったのであった。また、感じたことをストレートに表現できる

自分にうれしかったのである。そうすると、心にゆとりがあると、汚れや荒は

「ダメなものはダメ」と思わず、わたしの場合正反対に思ってもいいんじゃな

いと切り替えることのできるようになったタイプなので「ダメなものも味あり

OK」とこれもよしと気にしないようになったのである。最近、わたし(の

波長)に合う宿はどういう宿なのだろうかと思い探していた。


高原で夢を叶えてみたいこと

 コテージで夢を叶えたいと思っていること。

 ①、「鳥のさえずりを聴いて過ごしたい」

 ②、「木々のざわめきを聴いて過ごしたい」

 ③、「白山を1~2時間眺めていたい」

 ④、「コテージで昼寝をしてみたい」

 ⑤、「星空を眺めたい」

 ⑥、「山崎12年を(買って)コテージで飲んでみたい」

 ⑦、「コテージで友人・知人と語り過ごしてみたい」

 ⑧、「鳥のさえずりを聴きながら高原の森を散歩したい」

 ⑨、「テラスで高原の朝をじっくり感じてみたい」

 ⑩、「夕日が沈む夕焼けを見てみたい」

 ⑪、「高原で飛行機雲を見てみたい」

 ⑫、「鮮やかな紅葉を見て過ごしたい」

 ⑬、「残雪あるコテージを見てみたい」

 ⑭、「etc」


フィーリングに合った高原

 さて、荘川高原コテージに2回目泊まってみて下界の日常を離れ、標高10

00mの高原コテージライフは別次元というか、正しくは「非日常心安らぐ別

世界の空気・空間を肌で感じる高原コテージスタイル」であったのだ。この心

をリッチ(豊か)な気分になるプライベートコテージ滞在をしてみて高原の

空気・空間は私の波長(フィーリング、感覚)に合っている宿を見つけたので

ある。


標高1000m荘川高原リゾートにあるプライベートコテージ(貸別荘)

11月秋の高原で紅葉を楽しむ別荘ライフ

日本で唯一コテージ22棟が出迎える

非日常・シンプル・モダン・リッチ

高原で過ごす自由気ままなコテージスタイル

岐阜県飛騨高山白川郷

「リゾートヴィラ高山」コテージ

宿泊記2.2023 11 09

(岐阜県高山市荘川町新渕)

2023 11 30 UP


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