3白川郷埋没帰雲城調査会公式HP 帰雲城研究調査の現状

 会員の皆さんへ、帰雲城研究と現地調査の現状をお知らせします。(2017H290104記)

 

 1.帰雲城研究の現状

 天正13年11月29日(1586年1月18日)に天正大地震により帰雲
城が埋没してから、2016年(平成28年)で430年が経過しました。
 そして、2016年(平成28年)11月1日に、会が発足して30周年を
迎えることができました。帰雲城研究者や諸先輩方が30年に渡り集められ
てきた帰雲城資料はようやく約1500枚になり、これでほぼ全ての帰雲城
史料、資料が集まりました。また、長年現地調査した結果情報や、聞取り
証言、古地図情報、地図情報、空中(航空)写真、位置情報、地形情報(3
D)を含めたありとあらゆる「帰雲城に関する多種情報」が揃いました。

 現在、「帰雲城に関する多種情報」を読み解き、帰雲城の真相部分に迫る分
析や検証、「証拠や根拠」を示す段階にようやくなったばかりです。
 「帰雲城は何処にあった(埋っている)のか?」帰雲城の場所の謎は、
もはや夢物語ではなく、学術的に証拠や根拠を示す段階に差しかかりました。


 2.帰雲城現地調査の現状

 会発足30周年を目前にした2016年(平成28年)より、帰雲城の位置に
繋がる山裾の水場跡(水場、水源地跡、水源地、谷水跡、谷水)の調査を始め
ました。帰雲城主、内嶋(うちがしま)氏はどの水場を使っていたのでしょうか。
 2017年(平成29年)も引き続き庄川川原の水場の調査を実施して、帰雲
城の位置に繋がる「証拠や根拠」のうち、裏付調査をして根拠となる的を射た
現地調査を実施します。