2024宿泊記

奥飛騨ガーデンホテル焼岳宿泊記
奥飛騨温泉郷
濃厚な本物の温泉
源泉100%かけ流し温泉に入る

序1
 さて、2024年(令和6年)は岐阜県高山市奥飛騨温泉郷一重ヶ根にある温泉宿、
「奥飛騨ガーデンホテル焼岳」の宿泊記を紹介したいと思います。

序2(本に書いてあった本物の温泉)
 わたしが「本物の温泉」というのを知ったのは、まだつい最近2023年のこと
である。まずは、2022年、2023年に①「龍リゾート&スパ」(ホテル岐阜県高
山市新渕)に泊まってから『超元気ソマチッド温泉』(小森威典著)という本
を読んで、このリゾ-トホテルは本物の温泉と知ったのであった。つぎに『正
真正銘五ツ星源泉宿66』(小森威典著)と、『究極の源泉宿73』(小森威典
著)を買い読むと岐阜県は飛騨地方、奥飛騨温泉郷に本物の温泉宿が数軒ある
ことを知ったのである。奥飛騨温泉郷でこの本物の温泉に入ってみたいと思っ
たのでまずは各温泉宿HPや情報(や動画情報)を調べてみた。

序3(岐阜県高山市にある本物の温泉の私見)
 まだ本にあった本物の温泉数軒に泊まったわけではないが、3冊の本に記し
てあった温泉は①循環なし、②ろ過なし、③加水なしの「本物の源泉100%
かけ流し」の「本物の温泉」で岐阜県高山市にある本物の温泉事前情報を調べ
た考察結果は以下である。(時間はかかるが温泉宿数軒の情報を調べ集めるの
も、後々温泉宿に泊まる際に一目でわかり比較する統一資料として反映される
だろうから、時間を要して調べた苦労のカイあり各温泉宿の情報が揃ってくる
と楽しくなり面白かった)

奥飛騨温泉郷とは?
 平湯バスターミナルから新穂高ロープウェィ間にある①平湯温泉、②福地温泉、
③新平湯温泉、④栃尾温泉、⑤新穂高温泉の5つからなる温泉地。奥飛騨温
泉郷の100を超す源泉からは、平均湯温60℃を超す豊富な温泉が湧き、温泉
湧出量は毎分37,000?と国内第3位の湧出量で、泉質は無色透明な「①単純泉」、
温泉地特有の硫黄臭がする「②硫黄泉」、肌の古い角質を取りつるつる肌に
なる美肌の湯と言われる「③炭酸水素塩泉」、保温効果の高いと言われる
「④塩化物泉」の4種類などで、色も無色透明、茶褐色、白濁、うぐいす色
などがある。下記、宿泊代(2食付)は一番安い部屋の2名宿泊で1人あたりの
税込金額を示した。

 1.「奥飛騨ガーデンホテル焼岳」(8階建てビル、洋風)
 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷一重ヶ根
 標高約1000m(993m)。館内足湯あり、入口にカラオケ用列車あり、広い
ロビーあり、売店あり、食事大会場・中会場ありテーブルいす(小会場座敷
掘りごたつ式もあり)、すっぽん・チョウザメ・うなぎの養殖をしている。
夕食奥飛騨郷土料理を豪華アレンジ、別注料理(税別)、岩魚づくり(刺身)
1,200円、岩魚塩焼き1,200円、すっぽん鍋2,000円、チョウザメ刺身3,500円、
キャビア9,000円、他あり、別館8屋根1軒屋あり平日3,6万円、土曜3,9万円、
正月・ゴールデンウイーク・お盆繁忙時4,7万円。(日帰り温泉あり、レス
トラン軽食あり)客室改装済。自家源泉3つ(超深層水温泉)。炭酸水素塩
泉(肌の古い角質を取り、つるつる肌になると言われる)、塩化物泉(保温
効果の高いと言われる)、角質を取り保温効果が高く、自然界の美人成分
「メタケイ酸」が通常の源泉に比べ約5倍も含まれていてエメラルド色に変
わる「①うぐいすの湯」(混浴、湯衣(ゆあみ)は無料)・②日光の湯・
③桧の湯・④爆泉洞・⑤貸切露天風呂、他⑥内風呂水沸かし湯あり。浴場清
掃9~12時。館内85室、和室・洋室あり(洋室はいつも予約満室なり)、
 スタンダード囲炉裏せいろ蒸し会席プラン
 宿泊代1人和室(ベランダあり)、①平日1,8万円、②土曜2万円、③繁忙時
3,5万円、料金安い、①露天風呂は大きく景色は広い、②山奥郷土料理だが
豪華さがあるようだ、③部屋は改装済。空と山を「見上げる露天風呂」のう
ぐいすの湯が特長。目前川(高原川)あり、川音あり。(洋室はいつも予約
満室なり)、「本物温泉」安く泊まれて「洋風体験する温泉宿」なり。(ま
だ泊まっていないが調べた結果印象なり)

 2.「福地温泉元湯孫九郎」(古民家豪農2階建て)
 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷福地
標高約1000m(920m)。ロビーは古民家その間々残し、館内と客室窓は大
きく幅広、本館食事会場古民家4和室通し掘りごたつ式厚木テーブル(ふすま
又は板戸ワインレッド)、夕食奥飛騨郷土(少し豪華に見える)料理、別注
料理、岩魚塩焼き1,100円(税込)他あり、帝の湯は飲用可能で源泉成分は市
販の胃腸薬とほとんど同じで慢性消化器病(胃腸)、糖尿病・通風・肝臓病
などに良いとされる。別館3階建てエレベーターあり、客室改装済。自家源泉
4つ、温泉色;無色透明・緑褐色にごり。「①露天風呂蒼(あお)の湯」単
純温泉、やや鉄臭、飲用可能。源泉の硫黄分と鉄分が反応した緑褐色のにご
り湯。塩化物泉(保温効果の高いと言われる)、炭酸水素塩泉(肌の古い角
質を取り、つるつる肌になると言われる)、内風呂②帝の湯無色、浴場白木
板づくし、③貸切露天風呂あり。浴場清掃毎日、露天風呂清掃2日に1回。
館内全24室、和室(は古さを感じないモダン改装済)・洋室・和洋室あり
(和洋室・洋室はほとんど予約満室なり)、1984年の古い和室数部屋もあり。
 スタンダードプラン
 宿泊代1人モダン和室、①平日2,3万円、②土曜2,5万円、③繁忙時2,7万円、
料金は2万円台でもまだ安い方。①露天風呂は樹木が近くに、②少し豪華な
郷土料理のようだ、③部屋は改装済。(和洋室・洋室はほとんど予約満室
なり)、「本物温泉」なつかしい和モダン古民家を味わいたいなら「古民家
を体験する温泉宿」なり。(まだ泊まっていないが調べた結果印象なり)

 3.いろりの宿「福地温泉かつら木の郷」(古民家旅館)
 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷福地
標高約1000m(956m)。食事会場大広間床板の間?、夕食奥飛騨郷土料理、
囲炉裏炭火岩魚・飛騨牛、客室改装済。源泉2つ、温泉色;無色透明。
「①露天風呂」単純温泉、ナトリウム炭酸水塩泉(肌の古い角質を取りつる
つる肌になる美肌の湯と言われる)、②内湯(源泉2種類)、③貸切露天風呂
石船、④空のひらけた貸切露天風呂木船。浴場清掃毎日、露天風呂清掃2日に
1回。10室の離れ造り特長、和室10畳、和室雪見障子あり、和室ベッドあり、
和室ソファーあり。
 通常プラン(離れ10室)
 宿泊代1人和室、①平日2,4万円、②土曜2,6万円、③繁忙時3万円、
① 木々の近い露天風呂、②地元素朴料理のようだ、③部屋は改装済。
客室離れ造り10室にしてはまだ安い料金の方だ。木々が近くにある露天風呂
が特長。郷土料理が特長、「本物温泉」、「古民家を体験する温泉宿」なり。
(まだ泊まっていないが調べた結果印象なり)

 4.「福地温泉湯元長座」(古民家2階建て旅館)
 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷福地
標高約1000m(922m)。ロビーあり、1階ロビー前休憩処は昔の間々残し、
館内全体的に暗めか、1階食事会場座敷掘りごたつ式囲炉裏、夕食奥飛騨郷土
料理、露天風呂ヘイに囲まれて、浴場電球色で風情ムードあり、浴場白木板は
所々黒ずんで、古い建付けを色濃く残しつつ客室改装済。自家源泉と共同源泉
の計4つ、炭酸水素塩泉(肌の古い角質を取り、つるつる肌になると言われ
る)、塩化物泉(保温効果の高いと言われる)、温泉色;無色透明・薄緑色。
①露天風呂、②内湯温泉、③貸切山野草の湯、④貸切雫の湯(5槽あり)、
⑤貸切かわらの湯(周りには何もない川沿いの露天風呂で川(高原川)のせ
せらぎ、鳥のさえずり、風の声を聞ける露天風呂)露天風呂計7つ、内風呂
計5つあり、浴場清掃毎日、露天風呂清掃週2~3回。古い建具(障子、ふす
ま、板戸ワインレッド)を活かした部屋もあり、別館3階建てエレベーターあ
り。客室数5部屋か未確認、和室(古い建具を残しつつ改装済)・和室ベッド
(古きを残しつつ改装済)。
 スタンダードプラン
 宿泊代1人和室、①平日2,8万円、②土曜2,9万円、③繁忙時3,3万円、
料金は3万円台、①木々の見えるヘイに囲まれた露天風呂、②夕食郷土料理、
③部屋は改装済。部屋の古い建具を残した改装が特長で、田舎の雰囲気その
間々を体験できる。「本物温泉」、「古民家を体験する温泉宿」なり。(ま
だ泊まっていないが調べた結果印象なり)

 5.「龍リゾート&スパ」(6階建てホテル、龍神温泉)
 岐阜県高山市荘川町。
標高約1000m(964m)。荘川高原ホテル、ラウンジあり、1階テラスあり
(足湯休止中)、食事場所大会場3ヶ所(四季膳会場・ガーディア会場・囲
炉裏会場)、テーブルいす、夕食ディナー洋風アレンジ和食会席、別注料理;
岩魚塩焼き1,100円、苺のホールケーキ4号3,300円、他、民家なし、車走行音
なし、高原散歩コースあり、(ホテル奥に高原コテージ(貸別荘)「リゾート
ヴィラ高山」あり)、敷地内プールにサウナ併設(白山ビューサウナに1人用
風呂あり、水着持参着用、別料金)、客室改装済。自家源泉1つ(掘削1300m)
。無色透明、アルカリ性単純泉(古い角質を取り、保温効果の高いと言われ
る)、浴槽掃除毎日、内湯・半露天風呂あり。全52室、和洋室ベッド、洋室、
 基本プラン(龍リゾート会席)
 宿泊代1人洋室、①平日2,3万円、②土曜2,7万円、③繁忙時3,2万円。
料金は2万円台。①半露天風呂から近景四季景色良し、②個性ある1ランク上
の夕食ディナーが特長、③客室改装済。④2024年今だ感染症対策あり。⑤館内
吸排気式換気扇(商品名;三菱ロスナイ換気扇)あり。建物は新しくないが、
館内は落ち着いた統一感のある色やデザインが特長。大人のラグジュアリーで
ムードある特長の夕食ディナーは最高な気分で、心の富裕層がプライベートを
ゆっくり過ごすリゾート地。標高1000m高原リゾート(静養地)で自然の音
(風の音、木々の揺れる音、鳥のさえずり、小川の流れ音、虫の鳴き声、雨
音)だけを聴いて過ごす高原のホテル。目線山稜線ラインきれい。「本物温泉」
標高1000mの高原にある館内はシンプルだが落ち着いて品のよい上品な大人の
リゾート(静養地)温泉宿ホテルなり。(泊まった感想なり)

1度泊まっただけでその宿の良さは分からない
 1度しか泊まらないかもしれないが、温泉宿客室は和室・洋室(和洋室)があ
り和室に泊まった温泉宿の雰囲気と、洋室(和洋室)に泊まった温泉宿の雰囲
気はガラリと違うようである。もちろん、宿からの眺めは四季折々の表情と景
色がある。

建物特長3タイプ
 宿の部屋は、おおよそ①洋室(ベッド)、②和室(畳み)、③古民家の計3タ
イプあるようだ。
露天風呂の清掃は
 浴場は毎日掃除している宿が多いようだが、露天風呂は毎日、2日に1回、週
に2回、週に2~3回、週に1回掃除している温泉宿がある。露天風呂の温泉を抜
いて掃除して広い露天風呂に温泉を入れるには6~8時間かかるという実情もあ
るようだ。
5宿の事前情報
 上記5宿に全て泊まったわけではないが、岐阜県高山市にある「本物の温泉」
事前情報を調べた事前考察の印象であった。

序4(最近泊まった宿の印象)
 そういえば最近泊まった宿の印象と後日談を紹介したいと思います。温泉は
どうか、夕食はどうだったかという感想は2022年12月に温泉宿に泊まってから
気になり始めたことなので、それ以前の宿や温泉、夕食の印象には全く興味は
なく、ただ①温泉入り、②夕食をして、③あとは部屋で寝るだけという別に何
の興味もない漠然とした旅行宿泊であった。(宿名はA、B、Cとする)
Aホテル
 2021年令和3年12月31日(大晦日)、毎年恒例大晦日元旦旅行である。コロナ禍
のためバス旅行は控えて、鉄道旅にして向かい温泉地のAホテル(温泉宿)に
到着PM5:10。大きなビルホテルで客室は約100部屋だ。ロビー・ラウンジ広い、
そして豪華だ。353室から外は田んぼと住宅と低い山が見える。もらった紙には
イベント時間が書いてあり、このホテルは各種イベントの多いホテルのようだ。
 夕食まですぐなので温泉はあとにしよう。6:00夕食。広い宴会場だ。今日は
大晦日(12月31日)で会場の空気は何か慌ただしいように感じる。すごい数の
テーブルのお客さんだ。これだけのテーブルをさばくのに年配女性和服中居さ
んはテーブルに1品目を置いた姿は不愛想ではないものの何か機械的で「この
一瞬でこの宿の印象はよくない」と受けとってしまった。(大晦日はスタッフ
は休みたいので年配者スタッフの多い事情は分かる)会場は暖かく空気のよど
みは感じられないのでOK。料理は冷めた品が多い。焼き魚は温かくうまい。
 広い宴会場の窓は障子になっており外が見えない。(夜でもいいので窓から
外が見えるといい)ご飯をもらいにいくと中居さんは親切であり、決して宿の
印象はわるくないが何せ最初1品目の中居さんの機械的印象が残念だった。7:
08夕食終わり。1階のお土産売場は広い。7:15~7:35温泉に入る。部屋はきれ
いだ。8:45~9:15イベントあり見る。24:10寝る、いつものように体は火照り
あつい。
 Aホテルに泊まった感想は、豪華なホテルで大晦日(繁忙時)1泊約5万円
だった。温泉に関して入って体はホカホカしたが温泉の知識はなかったので特
にこれといった印象なし。宿はくつろぐ場所だが、この豪華なホテルではなぜ
か体はリラックスできなかった。どうもわたしには豪華なホテルの波長(フィ
ーリング)は合っていないことに気がついた。

Bホテル
 2022年令和4年11月6日(日)、山間部の温泉宿、Bホテル到着PM3:25。この
宿はきれいな温泉宿だ。チェックインで女性スタッフの愛想はないが別に気に
ならない。客室までの通路(廊下)は不愛想で無機質なデザインでなく洒落て
いてOK。111号室に、とにかくきれいだ。窓から山が見えるが稜線ラインは
美的ラインではない。4:20~5:00温泉に入るがまだ温泉の知識ウンチクがなく
気持ちよかった程度の印象。5:15~7:00夕食、各個室風になっておりコロナ禍
でも安心だ。食器は鮮やかな色だ。温かい料理が多くおいしい。次の料理の出
てくるタイミングは遅かった。11:00寝る、いつものように体は火照りあつい。
 Bホテルに泊まった感想は、温泉よしだがまだこの頃温泉の知識がなくホカ
ホカした印象程度。夕食料理はよし。館内きれいで何も問題なかった。全体的
に良かったのだが、逆に言うとこれといった特徴的な好印象もなく、どこに泊
まっても同じ水準の宿でこの宿オリジナルの「個性的な魅力を感じなかった。」
 あと、外の散歩はこれといった魅力はなく不向きで、山の稜線ラインはきれ
いではなかった。わたしは客室からの窓景色のきれいさに興味があるようだ。

龍リゾート&スパ(ホテル)
 2022年令和4年12月4日(日)、龍リゾート&スパに初めて泊まった感想は、
別途「龍リゾート&スパ宿泊記」にUPしているので参照されたし。(この
ホテルにて宿泊からいい温泉とは何か?、夕食の何がいいのか?、何のため
に泊まるのか、来る目的は何か(高原でただ自然の音を聴きたくて)を冷静
に考えるようになった。目覚めた?)毎年恒例(12月31日)大晦日元旦旅行
は参加しなかった。

C宿
 2023年令和5年1月3日(日)、山奥の宿(温泉なし)に泊まった。年末急き
ょ探した宿で、正月にも関わらず1人約9,000円と値打ちな宿なので予約した。
 スキー場を過ぎてC宿到着PM3:25。202号室、ペンション風の宿の部屋は比
較的きれいだ。お風呂4:30~5:00、塩素臭いが実は以前にも民宿で塩素臭かっ
たのを経験しているので気にしない。何せ約9,000円の宿なのだから。夕食6:
00~6:35、ここで、この宿はスキー客専用の宿とようやく気がついたのであ
る。料理はどう見ても既製品が多いとわたしでも分かったが何せ約9,000円の
宿なのだから気にしない。しかし、部屋はまーきれいだった。もう10:00に寝
る、いつものように体は火照りあつい。
 C宿に泊まった感想は、これはハズレというかわたしの勘違い予約からまた
別の意味でいい経験をして参考になったのであった。当たりばかりの宿ではな
い、色々な宿に泊まることで各宿の比較ができ目が肥えてくるのである。(自
分に合ったフィーリング波長の宿は本当はどこなのかが見えてくるのである)

龍リゾート&スパ・リゾートヴィラ高山(コテージ)
 2023年は、標高1000mの荘川高原にある「龍リゾート&スパ」(ホテ
ル)と、奥にある「リゾートヴィラ高山」(コテージ・貸別荘)に何回か泊
まった。これらも「宿泊記」としてUPしているので参照されたし。

Dホテル
 2023年令和5年12月28日(木)、例年と比べ今年の12月の最高気温は約5
℃高く暖かい晴れ。岐阜市内で忘年会があるので岐阜駅北のDホテルへ。最
上階で忘年会はPM6:00スタート。今日はここのホテルで泊まるので焼酎を呑む。
 バイキングは腹の膨れるパスタ、チャーハンを多く取る。8:00、忘年会終わ
り、下の511号室に戻る。部屋は1ルームの1人用だ。5階通路の音や声が部
屋に聞こえてくる。ここでようやく分かったことは、客室ドアと「室内の間に
もう1枚扉がないと」1ルーム構造の客室に通路の音や声がダイレクトに聞こ
えてしまうということがこの宿に泊まって分かったのであった。ヒマだ、BA
Rに行けばよかったのだが、TVを観て暇つぶし、ほんと暇だ。10:10、寝る、
いつものように体は火照りあつい。12月29日6:50起き。朝風呂入る、やっぱ
朝風呂は気持ちいい。7:30、1階朝食会場へ。バイキングの数は少ない。料
理は、ほうばみそ、美濃地方の特色ある料理は少ないので、とにかく飛騨の
料理がある。岐阜市は岐阜を代表する料理を出していることをここで初めて
知ったのである。(日々勉強)朝食は外国人が多くホテル前の観光バスに乗
って行った。もちろん、見るからにビジネスマン風の姿もいる。
 Dホテルに泊まった感想は、1泊朝食付約9,000円で久しぶりにビジネス
ホテルに泊まり部屋はシンプルisベストだった。

Eホテル
 2023年令和5年12月31日(日)、毎年恒例大晦日元旦旅行でEホテルに泊ま
った。このホテルは温泉宿で、温泉は循環式で食事はバイキングでバイキング
も経験してみようということでEホテルにしたのである。ホテル到着3:05、1
4℃。客室はシックな内装の大人の部屋で120号室。部屋は防音性ばつぐんで静
か。わたしはすぐにベランダに出て外の空気を味わう。(とにかく外に出て自
然の空気を味わうタイプ)3:40~4:24温泉に入る、ちゃんと壁に循環式と表示
してありいいことだ。本物の温泉ならばその間々出るが、循環式温泉は気持ち
悪いのでシャワーで身体を流してから出る。5:17~6:45夕食バイキング。温か
い料理(温かい料理はやはりおいしい)が多く好きな品を20品以上取り食べる。
 別にバイキングもわるくないと思った。11:30寝る、いつものように体は火
照りあつい。翌朝、6:06~6:28循環式温泉に入る。循環式温泉は気持ち悪いの
でシャワーで身体を流してから出る。7:35~8:31朝食バイキング。温かい料理
が多く好きな品を20品以上取り食べた。
 Eホテルに泊まった感想は、大晦日人は多かった。部屋はシックな内装で良
かった。全体的にきれいだった。部屋からの景色はわるかった。食事会場窓景
色よかった。通路は暖かいが空気がよどみ気持ちわるかった。わたしは客室内
装にほんと興味はなく、ふとんがあればいいという感じだ。バイクングは温か
い品が多くてよかったが、自然の音を聴いて過ごしたいわたしにはこの温泉宿
のフィーリング波長は合っていないようだ。

リラックスできる温泉宿
 せっかく温泉宿に泊まるのだからくつろぎたい。至れり尽くせりの宿は何か
落ち着かずわたしは苦手のようだ。オリジナルの個性のない宿も特長なく魅力
がないと思う。どうも、自然が見え、自然の音(風の音、木々の揺れる音、鳥
のさえずり、小川の流れる音、虫の鳴き声)の聴こえる温泉宿の波長フィーリ
ングがわたしには合っていると気づいたのであ
る。
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標高約1000m
自然の音を聴いて過ごす
これぞ本物の濃厚な源泉100%かけ流し温泉
温かい奥飛騨郷土料理の味付
素朴でありながら今風にアレンジした夕食料理
岐阜県奥飛騨温泉郷
品のある上品な温泉宿
2024年3月「奥飛騨ガーデンホテル焼岳」宿泊記.

1.早めの昼食
 2024年令和6年3月31日(日)、AM10:30~11:05、白曇り13℃、風は冷たい。こ
の先高山市辺りの道の駅を通らないと思うので東海北陸自動車道ひるがのSA
(標高873m)で早めの昼食にする。(高山チャーシューラーメン810円)今日も
観光旅行ではなく、温泉宿目的旅行で急がない旅である。目的地の「奥飛騨ガ
ーデンホテル焼岳」までの所要時間は分からないのでかなり早く出発したので
ある。走行し飛騨清見IC11:27。中部縦貫道降り高山市街11:46。国道158号線
になり東に走行し平湯バスターミナルまで1本路だ。確かこの辺りに道の駅は
ないと思ったが。
ドライブステーション飛騨高山惣市
 おっ右手にドライブインがあるではないか寄ろう。11:57~12:18「ドライブス
テーション飛騨高山惣市」(高山市丹生川町坊方)到着、うっすら陽が射し暖
かい。観光バスも停まる大きなドライブインで店内に入るとお土産の数は多い
ではないか、これはいい。飛騨高山の日本酒の多いこと、見たことのない銘柄
もある。聞いたことのない酒蔵(会社名)もある。温泉宿で小腹が空いた時用
に柿の和菓子を買う。今、お土産まで買うのはやめて明日も営業しているそう
なので明日帰りにまたここに寄ろう、出発東へ。時間に余裕があるのでのんび
り走行する。それにしても交通量は少ない。山は緑と茶色(枯れ木)で残雪あ
り。もしかしてこの3月最終日に残雪あり景色を見ながらラッキーだったと思
った。この道は乗鞍・大正池(新穂高ロープウェィ・安房トンネル)に向かう
道なので日曜はもう少し車が多いはずだが。あっ、もしかして乗鞍・大正池は
まだ冬季通行止めなのかと思った。上りのカーブ、以前何回もオフロードバイ
クで通った懐かしい場所だ。

2.平湯バスターミナル
 12:53~1:39平湯バスターミナル到着(高山市奥飛騨温泉郷平湯)9℃、白曇り、
マイカーは無料で駐車できるのに驚いた、今時無料なんて。この場所は思い
入れがある場所だ。この場所はマイカーをここに置いて大正池に行くバス拠点
である。もちろん新穂高ロープウェィに向かうバスもある。時間に余裕がある
のでここでもお土産を見てゆっくりしよう。さー、売店で「もなかアイスバニ
ラ」(440円製造者飛騨市古川町)を買う。アイスを食べるには寒いかと思った
が9℃にしてはうっすら陽が射し暖かいので外のベンチで食べても寒くない、
うまいわー。出発して奥右の民俗館を見学、1:55。
本の最初に登場する温泉宿
 上記「序3」で取り上げた高山市の本物の温泉を維持している温泉宿は数
軒あり、まずは古民家温泉宿に泊まりたいと思った。以前、奥飛騨温泉郷の
深山荘、長座、(もう一軒宿名忘れた)に泊まったがとにかくほぼ憶えてい
ない。しかし、今回は本の最初に登場するビルホテル「奥飛騨ガーデンホテ
ル焼岳」にしたのであった。さて、戻り右折して471号線を走行。奥飛騨クマ
牧場辺りを左折。下りカーブを過ぎ、おおー見えたビルの青い屋根。過ぎて
昭和レトロのある店に行ったが今日は開いていないようなので引き返す。

3.奥飛騨ガーデンホテル焼岳到着
 ビルの青い屋根風の奥飛騨ガーデンホテル焼岳到着、標高約1000m(993m)、
2:13、13℃、曇り晴れ、空気冷たい。外にはスタッフ2名がおり今日宿泊する
者ですと伝えたら入口左の駐車場に案内された。スタッフの印象は品がよいと
思った。どうも日帰り入浴者の駐車場を入口右手に分けているようだ。入ると
ロビーは広く絨毯だ。この建物は2001年平成13年オープンしたらしく落ち着き
のある年数の豪華さが残っている感じである。チェックインまでの3:00までは
まだなのでロビーのソファーで待たせてもらおう。もう1組ソファーにおり今
日の宿泊者のようだ。おやっ、ここはウエルカムドリンクサービスはないよう
だ、一般的になりつつあるが別に気にならない。
書籍『ソマチッドが超活性化している』
 棚にあった黄色い本を取り『ソマチッドが超活性化している』を読むといきな
りこのホテルの温泉のことが書いてあるではないか。全部読んでいる余裕はな
いのでサラッと見たがこの本は温泉の知識を入れるのにいいと思った。(本の
中でHPより抜粋紹介;「肌の調子を整える美肌の湯のもとが豊富!自然界の
美人成分「メタケイ酸」が通常の源泉に比べ約5倍も含まれているのです!」)
うむぅ~、よく分からないが温泉にメタケイ酸という「濃厚な成分」が入って
いるようだ。3:00チェックイン。館内案内紙を受け取る。6階610号室だ。
 今日の最高気温は14℃と書いてありこういう気遣いはいいことだ。食事処
は2階またたび3の部屋で夕食は6:00にしてもらい、朝食は8:00でお願いした。
 カードキー2枚を受け取る。エレベーター前は広い。6階へ右手進み、絨
毯通路は広い。スタッフが別の部屋に入っていった。今日泊まる部屋の暖房を
ONしているのか。その右手の部屋が今日泊まる610号室だ。
610号室
 ドアノブ上にカードキーをかざし「カチャ」開いた、入る。左手壁のSW
(スイッチ)を付けて照明が明るくなった。上がり、ふすまを開けて和室だ。
 部屋は暖房してあるようで暖かい。(こういうおもてなしがよい)改装済み
の広くきれいな和室である。荷物を置き、障子を開け縁側窓を見る。前は山が
近い。残雪あり。このホテルはベランダ付なので、窓を開けすぐベランダに出
るのであった。(やはり外の空気を感じ自然の音を聴きたいので)直下は川
(高原川)で流れ音は大きい。(ザー)目の前の山は近い。土砂崩れしている
場所がある。左手は砂防提がある。右手に離れの(おぼろ)8屋根がある。と
にかくお茶で一服する。ふぅ~。部屋は暖房ONしてあり暖かい。いつものよ
うにTVを付けずボーとした時間を過ごす。そろそろ温泉に向かおうか。

4.色々な温泉に入る
 3:40~4:10、1階エレベーター右手から浴場へ。脱衣場は暖房してあり暖か
い。カギ付ロッカーはない。まず、浴場で身体を洗ってから最初にある内湯
「①医王の湯」に入る。壁には温泉でなくふつうのお湯と書いてあり面白い趣
向だと思った。ここで次の温泉に入るまで長い距離歩くと思っていたら奥に半
露天屋根付「②日光の湯」温泉(ぬるい方)があるがぬるいので入らなかった。
 その隣の半露天屋根付「③ヒノキの湯」(あつい方)に入る温泉は茶色で何
か濃厚な感じで肌に心地よい温泉である。ヒノキの段差は湯の花の石化した質
でヒノキの面が見えないくらい石化していて濃厚な成分の温泉だと思った。こ
こで4時頃スタッフが日光の湯の温度を確かめに来ていた。本物の温泉は熱くな
り過ぎたり、ほんの少し冷めてしまったり管理がとても大変なのだと思った。
 つぎに前にある深さ1m20cmある「立湯」に入る。こういう立湯もいいもの
である。身体がだいぶ温かくなったところで、いよいよ緑の温泉に入ろうと奥
の小屋へ、外気は寒い。
うぐいすの湯
 小屋で湯衣(ゆあみ、水着)を付けてから「④うぐいすの湯」混浴露天風呂
に入る、女性もいる。この野外で温泉に入る「開放感」という気持ち良さ。微
妙にぬるいが「本物の温泉」の理由を知っているので気にならない。温泉臭さ、
自然の中の開放感、山は近い、爽快感。温泉吹き出し口は熱い。これが本物の
温泉か。これが「通常より5倍濃厚な温泉」に入っている。とにかく明るい下
露天風呂に入る開放感は最高な贅沢だ。身体が火照ったところで出て、また
「③ヒノキの湯」の臭い温泉の方もよかったので入る。上がり「本物の温泉」
なので濃厚な温泉成分の付いた間々の身体で出る。脱衣場は暖房してありあつ
いが、業務用壁掛け扇風機がONしてありこの宿は心配りをきちんと出来てお
り、風の当たる場所で体を拭き汗が引くまで扇風機前で涼む。(温泉上がり汗
をかくのはイヤで、やはり脱衣所扇風機ONしてある心配りはありありがたい
です。案外脱衣所扇風機ONしていない宿もある)ここの温泉は成分か何が良
いのか分からないが食事後も温泉に入りたいと感じた。部屋に戻りお腹が空い
ているので柿の和菓子をつまんでお茶で一服する。相変わらず客室内装や備品
に興味ないが洗面所の蛇口メッキ部分は23年の経過を感じる。和室は日本の和
室その物ではなく今時の和室造りでセンスや色の統一性があり品が良いと感じ
た。部屋はあついので暖房をOFFした。そうだ、館内を見学しよう。
建物の両サイド窓
 さて、本に書いてあった本物の温泉は①温泉は確かだが、②館内はどうか、
③夕食はどうかを気がつく範囲で見てみよう。部屋を出て絨毯通路(廊下)は、
不愛想で無機質なデザインではなく明るい広い通路である。そういえば、通路
は寒くなく暖房が効いているようだ。北方向端には窓クリアガラスがありビル
ホテルでは珍しく外を眺めることができ空と山と川と直下に離れ(おぼろ棟)
が見える。民家はない。南方向端にはビルホテルでは珍しくとても大きな窓ク
リアガラスがありイスが置いてあり窓から外を眺めることができ(ホテルオー
ナーの自然をここからも見て楽しんでもらいたいという設計上の思いやりの意
図が感じられる)空と山と川と砂防提が見える。直下露天風呂も一部見える。
 民家はない。この温泉宿から見えるのは、民家なし。道路、空、近い山、直
下高原川の勢いある流れ、砂防提だけの一軒(温泉)宿だ。さて、1階にてフ
ロント左にうぐいすの湯の1年で50cmになった湯の華の石化したようなの
があった、ふぅ~ん。お土産売場には外人女性スタッフがいて今や当たり前に
みる光景である。緑の化粧水スプレー缶「うぐいすの湯」2,300円(税別)が
何となく気になった。お土産売場の奥にはレストランがある。
レストランあり
 この温泉宿は日帰り入浴もあり(900円)、レストランもあるので軽食もで
きるようだ。さて、部屋に戻りやはりTVも付けずほんとくつろいでいるので
ある。(いつものことだが宿部屋では非日常を味わいたくTVを付けず過ごす)
外ではザーっという川の音がほんの少し聴こえてくる。あっ、そういえばこの
部屋の窓ガラスは2枚になっており2重ガラスで断熱性・気密性が高いのであ
る。2階の夕食会場へ向かう。

5.夕食料理
 6:05~7:21、夕食またたび3の個室に入る、寒くない。畳みで掘りこたつ風
囲炉裏テーブルの狭い個室でこの狭さが何となくいいのである。まず、「囲炉
裏deせいろ蒸し」(会席料理)は派手さはないが奥飛騨郷土料理というか素
朴な山菜と野菜が特長の料理である。和服年配女性中居さんは蒸してあったせ
いろ蒸しを上げ紙包みを皿に置いた。包みを開けると「温かい」野菜さつまい
も食べるとなんと美味しいこと。蒸すということは素材自体の味が閉じ込めら
れ甘さが引き立ちやはり温かい料理はうまいのである。つぎに刺身は3種あり
「サーモン」と「チョウザメ刺身」、あと1品はマグロにしては黒い赤身なの
で中居さんに聞くと「カジキの湯がき」ということだ。(今時、スタッフに料
理名や具材を聞くと知らず答えられないこともあるが、ここの中居さんはすぐ
に返答してさすが年季を感じた)刺身たまりはふつうのからさで甘くない。ワ
サビを入れ。まずはサーモンを食べる甘いうまいに決まっている。チョウザメ
刺身を食べる臭くなく甘いうまい。カジキの湯がき甘いうまい。刺身3種とも
甘いうまいのである。ここで別注料理「岩魚の姿づくり(刺身)」1,320円を
予約してあったので初めて岩魚の刺身を食べると臭くなく甘くうまいこと。
 ソバの実雑炊は何か素朴でおいしい味だ。素朴な山の幸フキ、ゼンマイ、細
竹は一工夫の味付けのアレンジがしてあり美味しい。(以前奥飛騨温泉郷で食
べた際は素朴な味付けだったが)ゴマ豆腐。温かい料理が多く味は素朴なりに
今風に味付けを工夫してあり美味しいではないか。ここの料理人おそるべしと
思った。温かい大根・かぼちゃは素朴さを残し今風の味にしてあり美味しいこ
と。(夕食カメラ撮影少ししかしていないし、お品書きはあるが簡素で一品一
品の料理名の具材はよく分からない)ご飯はまだ登場しないのか。さて、ここ
でお肉の登場で飛騨牛の牛鍋に火が付けられ、そろそろ肉の堅くなる前の絶妙
なタイミングで飛騨牛を皿に移した。飛騨牛は4切れありこれが結構な大きさ
なので食べ応えのある量なのである、うまい。ご飯はまだ登場しないのか。牛
鍋の味は濃くなく薄くなく丁度美味しいのである。天ぷら登場でコロモは硬く
なく油から上げるタイミングが良く美味しいので料理人ダタ者ではないと思っ
た。結局、ご飯を下さいと中居さんに言えず、小鉢品も全部食べた。この温泉
宿の和食器は鮮やかできれいな色は用いていないが、かといって暗いイメージ
の食器を使っておらず、古臭い和食器ではないし、統一性のある色・デザイン
の「落ち着きのある品の良い和食器」を使っておりこのホテルは上品でセンス
がいいと思ったのである。(わたしは品はなく器を持ち上げ裏を見ると銘・印
があった、ほー)さて、年配の中居さんは品が良く「しぐさが丁寧」で間合い
が絶妙で印象が良かった。会席(会席料理とは?→「お酒と一緒に楽しむ宴会
や会食で1品ずつ器に盛られ配膳され食べていくコース形式の料理で、献立の
後半に香の物とご飯を出されるのが会席料理」だそうだ)なので後半にようや
くご飯・汁物・漬物が運ばれてきた。ご飯はまあまあおいしい。この高山のみ
そ汁のどえらい美味しいことおいしいこと。お腹はもうかなり膨れていたので
ご飯2杯目のおかわりは必要なかった。そして最後にデザート。一品一品具材
と味を解説したかったが料理数が多くとてもメモし切れなかったのは残念であ
る。さて、奥飛騨温泉郷の料理は素朴さを残しつつ今風に味付けを工夫してあ
り「温かい料理」(冷めた料理はやはり美味しさが低減する)が多く美味しか
ったのであった。さて、この個室は窓側の障子を開けると外の近い山が見える
ので半分障子を開けておいたのである。また、個室入口は障子であるが、中央
に古いすりガラスを使っている障子はどこか懐かしいおばあちゃんの家に来た
感じがしたのである。ところで、障子和紙はプラスチック和紙と思い触ったら
本物の和紙だったのでこのビルホテル(オーナー・支配人)のこだわり、おも
てなしは細かいところまで行き届いているのだと気づいたのである。各料理の
味付けは絶妙な美味しさで全品を写真メモすることができなかったのは残念で
この宿の料理人は「古き素朴な料理(素材)を残しつつ新しき味付けも取り入
れる」タダ者ではないと思った。この宿の食事会場は、①大会場、②中会場、
③個室とあり今回、大会場で数十組で食べるかと思ったら、個室で周りに気を
使うことなく食べることができて誠に良かったのである。おいしい「温かい料
理」をご馳走さまでした。(そういえば、ご飯は最後に出しますが途中天ぷら
の時にご飯持ってきましょうかと聞かれるとよかった)通路は寒くなく暖かい。
 部屋で一服、暖房ONにする。やはりTVを付けない。今回、和室を予約し
て2食付2名宿泊1人約1,8万円(税込)のはずが、早割でなんと1人約1,5
万円(税込)と値打ちに泊まることができるのである。さて、2回目の温泉に
向かおう。

6.2回目の温泉
 9:00~9:20、温泉に入る。やはり半露天屋根付「②日光の湯」温泉(ぬるい
方)は少しぬるいので入らず、その隣の半露天屋根付「③ヒノキの湯」(あつ
い方)に入る。温泉は茶色で何か肌に心地よい成分の濃厚な温泉なのでここで
体が温まったところで小屋で湯衣(ゆあみ)を付けてから「④うぐいすの湯」
混浴露天風呂に入る。微妙にぬるいので温泉吹き出し口に近寄る、あつい。夜
の露天風呂もまた開放感があり爽やかでほんといいものである。本物の温泉の
「露天風呂っていいもんだな~」脱衣所で扇風機の風に当たる。部屋に戻り、
暖房をOFFにし、10:50、もう寝る。いつものように体は火照りあつい。ふ
つうのお風呂だろうが温泉だろうが宿泊で寝る時体は火照るのであるが、夜中
十体が火照っていたので温泉の効能があったようだ。

7.3回目の温泉
 4月1日(月)、5:30起き。(外気温体感で5℃くらいだと思う)6:15~6:35、
温泉に入る。半露天屋根付「③ヒノキの湯」(あつい方)に入ろうとしたら
ぬるいのである。これが本物の温泉の湯温調整の難しいことを知るが気にな
らない。「④うぐいすの湯」混浴露天風呂に入る。微妙にぬるいので吹き出
し口に近寄ると丁度いい温度だ。露天風呂から出る際、緑温泉をハンドタオ
ル(手ぬぐい)に2回かけて濃厚な温泉のしみ込んだ手ぬぐいを絞って脱衣
所へ。扇風機の風に当たる。濃厚な温泉手ぬぐいはさほど臭くない。

8.朝食
 8:00~8:35、朝食。昨日と同じ個室だ。料理は15品以上あり。朝はどこの
宿でも同じだが冷たい料理は多くシンプルな味が多い。ほうば味噌の中に何
か入っておりこの場所奥飛騨の微妙な味噌の味のちがいのほうば味噌はまた
おいしいのである。また、高山のみそ汁がどえらい美味しいことおいしいこ
と。この奥飛騨温泉郷のみそ汁は本当うまいのである。ご馳走さまでした。
 荷物をまとめ1階へ。
緑の化粧水スプレー缶「うぐいすの湯」を購入
 お土産売場で、ロビーで読んだ黄色い本『ソマチッドが超活性化している』
1,800円(税別)を売っているのでこれは欲しいので、それと何となく良い
と思っていて目を付けておいた緑の化粧水スプレー缶「うぐいすの湯」2,3
00円(税別)の計2点を買う。チェックアウト会計。お世話になりました
ー。9:14、出発。9:54、白晴れ、12℃、「ドライブステーション飛騨高山惣
市」でご飯のお供を買う。(ちびっこ味噌きゅうり)帰路。

9.後日談
 家のキッチンにある(某旅館の)手拭きは汚れてきていたので奥飛騨ガー
デンホテル焼岳の濃厚な温泉のしみ込んだ手ぬぐいを掛けて臭いをかぐと
(硫化水素)硫黄臭い。これが温泉の臭いなんだと知る。いい温泉宿の手ぬ
ぐいが見えるところにあるのは何かうれしくステイタスだ。さて、「③ヒノ
キの湯」温泉成分か、「④うぐいすの湯」濃厚な温泉成分か知らないが肌は
ツルツルになったのを感じられるので①肌の古い角質が取れ、②保温効果の
あったのは確かであった。ところで、この温泉宿はまず宿泊料金が値打ちで、
高級な物があったのか、一流な物があったのかわたしには分からないが、館
内通路まで暖かくて、館内はどこも広くデザインは統一されていて色センス
はよく品があり、スタッフも品があり、仲居さんも品があり、温泉濃厚でよ
し、夕食一部シンプルそうだが古きを残しつつ今風に洗練された温かい味付
けはおいしく良し、和食器は目立たないが品がありよし、部屋も現代風和室
に改装済みOKで(わたしは実は部屋に全く興味なくTVなくてよく、布団
さえあればいいのである)、濃厚な「本物の温泉を維持している品のある温
泉宿であった」という感想である。高速道路下車すぐとはいかず、中部縦貫
道高山ICから温泉宿まで約1時間と正直遠い。しかし、今はこの約1時間
はさほど気にならない時間であり、本物の濃厚な温泉に入り泊まりたいので
また訪れるのであるリピーター也。(温泉だけ良くて、夕食や他は並みだと
思っていたが、奥飛騨ガーデンホテル焼岳は、本の最初書いてあった良い温
泉宿で総合的に確かだった)他には、やはり山間部の更に山奥の温泉地で宿
前の川は護岸工事などしておらず大雨が降ったら護岸(谷間斜面)が削り取
られてしまう自然の間々のダイナミックな山奥の温泉地の大自然の残ってい
る場所であることに驚き感動したのであった。あと、民家もなく自然しかな
い所なのでわたしのように自然の音(風の音、木々の揺れる音、鳥のさえず
り、川の流れる音、虫の鳴き声)だけを聴いて過ごしたい者にはこの温泉宿
の波長フィーリングは合っているである。

10.おわりに
 家でようやく黄色い本『ソマチッドが超活性化している』を読んでみる。
 内容は、難しいので 分かりやすく解説しよう。奥飛騨ガーデンホテル焼岳
の温泉の中に「ソマチッド」という温泉成分(泉質)が入っており、良菌は
その間々活かし、悪菌一部を退治するのがソマチッドだそうだ。(消毒液は
良菌も悪菌一部とも滅してしまう)
地下深層水温泉とは
 地下水にはいくつかの種類があり、地下断層等の割れ目に雨水等がしみ込
んで溜まったものが井戸水、伏流水等の「①表層水」で、地下深層水は雨や
土壌の外部の影響をあまり受けずに周囲にある岩盤や鉱石の成分を保持し、
表層水より下にあり地層の間にあるのが「②地下深層水」です。外部の影響
を受けずに長い時間をかけてろ過された水に周囲の岩石から溶け出した3億
6000万年前の成分が含まれているのが地下深層水温泉の本物の温泉を維
持した「うぐいすの湯」です。
濃厚な温泉成分であることが繋がる
 HPより抜粋紹介;「肌の調子を整える美肌の湯のもとが豊富!自然界の
美人成分「メタケイ酸」が通常の源泉に比べ約5倍も含まれているのです!」
うむぅ~、よく分からないがこのホテルの温泉にメタケイ酸という「濃厚な
成分」が入っているそうだが。あっそうだ 、ホテル1階にてフロント左に
うぐいすの湯の1年で50cmになった湯の華の石化したようなのがあった
のを思い出したのである。ということは、「かなり濃厚な温泉成分泉質=湯
の花1年で50㎝石化」していることからこの温泉の成分は相当濃厚である
ことが分かったのであった。さて、買ってきた緑の化粧水スプレー缶「うぐ
いすの湯」2,300円(税別)の温泉成分効果は(HPより抜粋;「肌の調子を
整える美肌の湯のもとが豊富!自然界の美人成分「メタケイ酸」が通常の源
泉に比べ約5倍も含まれているのです!」)いかに。そういえば、濃厚な温泉
に入っても肌はピリピリ・ヒリヒリしなかったのであった。
メタケイ酸の効能は
 さて、温泉成分のメタケイ酸の効能を調べてみた。温泉に含まれるメタケ
イ酸は、天然の保湿成分のことで、肌表面に保湿膜を形成すると言われ、温
泉後に肌がしっとりとツルツルになると言われる効能があるとされる。この
奥飛騨ガーデンホテル焼岳の温泉に含まれるメタケイ酸は濃厚なので、他の
温泉成分(泉質)と合わせて①炭酸水素塩泉(肌の古い角質を取り、つるつ
る肌になると言われる)と、②塩化物泉(保温効果の高いと言われる)と、
③メタケイ酸(天然の保湿成分のことで、肌表面に保湿膜を形成すると言わ
れ、温泉後に肌がしっとりとツルツルになると言われる)効能があるようだ。
 この温泉に入り何かが違うと感じていたが、どうもメタケイ酸の濃厚さの
効能のようだと分かってきたのである。(この濃厚な温泉はとても良い理由
が分かってきた)
メタケイ酸の量が豊富
 つぎに、奥飛騨温泉郷にあるメタケイ酸を含む温泉宿を調べると数軒ある
ことが分かった。この奥飛騨温泉郷の中では奥飛騨ガーデンホテル焼岳の温
泉成分メタケイ酸の量は豊富であることが判明したのである。(ここの温泉
の効能効果は桁違いにかなりいいとデーターから感じた)
腕時計ガラスが石化
 この温泉に入っている際、防水腕時計をしていた。後日、腕時計ガラス
(プラ)をみると少し石化している箇所があったので濃厚な温泉成分の影響
だと知り水洗いした。後日、腕時計ガラスをみると(えっ)まだ石化したの
が取れていなかったので、今度は爪先でこすり石化を完全に取ってガラス表
面はきれいになった。この件でも温泉成分(泉質)の濃厚なのを実感したの
であった。
気になったヶ所
 ところで、屋根付露天風呂の床は湯の花の石化したのがあり決してきれいと
はいえないが濃厚な温泉成分のためなので床がきれいでないことは別段気に
ならなかった。各洗面所の蛇口メッキ部分は年数を感じたが気にならなかっ
た。今回、初回宿泊なので細かいヶ所を見ている余裕はなかった。
品のよい温泉宿
 今回、温泉宿に泊まって他宿とようやく比較することができ、温泉宿(オー
ナー・支配人)は何を目標とする主旨が表れる「品のよい上品な宿」という
指標が加わったのである。
これで2温泉宿泊まった
 『超元気ソマチッド温泉』(小森威典著)という本を読んで、最初に登場す
るのが「奥飛騨ガーデンホテル焼岳」(岐阜県高山市奥飛騨温泉郷一重ヶ根)
で、つぎに登場するのが「龍リゾート&スパ」(ホテル、岐阜県高山市荘川
町新渕)で、これで本物の温泉宿2軒に泊まったのである。奥飛騨ガーデン
ホテル焼岳(の考察ではなく)に実際に泊まった感想は下記。

11.泊まった感想
 「奥飛騨ガーデンホテル焼岳」(8階建てビル、洋風)に泊まった感想.
岐阜県高山市奥飛騨温泉郷一重ヶ根
標高約1000m(993m)。館内足湯あり、入口にカラオケ用列車あり、広い
ロビーあり、売店あり、食事大会場・中会場ありテーブルいす(小会場座
敷掘りごたつ式もあり)、すっぽん・チョウザメ・うなぎの養殖をしてい
る。夕食奥飛騨郷土料理を豪華アレンジ、別注料理(税別)、岩魚づくり
(刺身)1,200円、岩魚塩焼き1,200円、すっぽん鍋2,000円、チョウザメ刺
身3,500円、キャビア9,000円、他あり、別館8屋根1軒屋あり平日3,6万円、
土曜3,9万円、正月・ゴールデンウイーク・お盆繁忙時4,7万円。(日帰り
温泉あり、レストラン軽食あり)客室改装済。自家源泉3つ(超深層水温
泉)。炭酸水素塩泉(肌の古い角質を取り、つるつる肌になると言われる)、
塩化物泉(保温効果の高いと言われる)、保湿効果が高く、自然界の美人
成分「メタケイ酸」が通常の源泉に比べ約5倍も含まれていてエメラルド
色に変わる「①うぐいすの湯」(混浴、湯衣(ゆあみ)は無料)・②日光
の湯・③桧の湯・④爆泉洞・⑤貸切露天風呂、他⑥内風呂水沸かし湯あ
り。浴場清掃9~12時。館内85室、和室・洋室あり(洋室はいつも予約満
室なり)、
 スタンダード囲炉裏せいろ蒸し会席プラン
宿泊代1人和室(ベランダあり)、①平日1,8万円、②土曜2万円、③繁忙
時3,5万円、料金安い、①露天風呂は大きく景色は広い、②奥飛騨郷土料
理(山菜・野菜)は今風アレンジで温かい料理、③部屋は改装済。
 標高約1000m(993m)。かなり濃厚な温泉なり。空と山を「見上げる
露天風呂」のうぐいすの湯が特長。山奥の更に奥にある手の加わっていな
い大自然谷間の温泉宿。民家なし。目前川(高原川)あり、川音大きい。
(洋室はいつも予約満室なり)、「本物温泉」自然しかない自然の音を聴
いて過ごす温泉宿。安く泊まれて品の良い上品な「洋風体験する温泉宿」
なり。という泊まった感想である。

12.泊まった目的
 さて、後日談だが今回奥飛騨ガーデンホテル焼岳に泊まった目的を示し
てみよう。①本物の温泉に入りたいので泊まった。②濃厚な温泉に入って
効能を感じてみたいので泊まった。(肌ツルツルになった。保温効果あっ
た。保湿効果あった。右手首を痛めていたが後日痛みは治まったが濃厚な
温泉成分によるものかは分からない)③露天風呂に入って自然を味わって
みたかったので泊まった。(やはり露天風呂の開放感はすごくよかった)
④夕食を体験してみたかったので泊まった(素朴な山菜・野菜料理は温か
く今風味付けにアレンジしてありこの宿オリジナルの個性を感じられ美味
しかった。また、飛騨牛も量あり夕食は思った以上に美味しかった)⑤部
屋はどうか。(きれいでよかった)⑥館内はどうか。(ロビー・エレベー
タ前・通路と各所広いスペースで何かよかった。通路や館内暖かくてよか
った)⑦接客態度はどうか。(外部・フロント・中居さんとスタッフの品
はよかった)⑧内装や丁度品はどうか。(高級や一流な物があるかどうか
はわたしには分からないが、デザインや色は統一感があり上品さを感じら
れた。⑨自然の中で自然の音を聴いて過ごすことのできる温泉宿かどう
か。(やはり山間部の更に山奥なので大自然はその間々残っており、川の
音はザーっと大きいが自然の音を聴いて過ごしたいわたしはリラックスで
きよかった)⑩この温泉宿は総合的にはどうか。(自然の音だけを聴いて
過ごしたいので、まずこの温泉宿は本物の温泉でありとても濃厚な温泉は
特長あり、夕食温かくこの宿オリジナルの個性を感じられる料理は美味し
く、部屋きれいで、ホテル(オーナー・支配人)の心配りを感じられた個
性や特長ある品のよい上品な温泉宿でした。この温泉宿のフィーリングや
品格は私の波長に合っていると思った。(上品な宿として1つ言えること
は、館内に物をごちゃごちゃ置いていないのは品の良い宿だと気がついた
のであった)

 奥飛騨ガーデンホテル焼岳の温泉や夕食は、個性や特長があり品のよい
上品な温泉宿であった。

 わたしは品のある上品な温泉宿が好みのようである。

標高約1000m
これぞ本物の濃厚な源泉100%かけ流し温泉
温かい奥飛騨郷土料理の味付
岐阜県奥飛騨温泉郷
「奥飛騨ガーデンホテル焼岳」
(岐阜県高山市奥飛騨温泉郷一重ヶ根)
2024 R06 04 22 UP


メモ書き
 ①2024年5月(GW)リゾートヴィラ高山コテージ(貸別荘、高山市荘
川町新渕、標高1000m荘川高原)に泊まる。白山ビューサウナと全方向開放
露天風呂に入る。
 ②2024年8月(お盆)リゾートヴィラ高山コテージに2泊して流れ星
(ペルセウス座流星群)を見る。

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